2月16日

これが漂着船…かあ 
 

散歩コースのひとつだが、雪嵐でしばし来なかった。

 郵便局の帰り、ふとここへ迂回する気になる。先日、北朝鮮からの漂着漁船を羽咋市の海岸でも発見、という小さい新聞記事を見ており、今年は数がやたら多いので私も”発見”する機会があるかも…と期待しながら。

ん? これ、それではないか!! でも何だか既視感があるぞ。で知り合いの小塚記者に電話してみた。背景には波乗りたちがプレーしている。
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「中田さん? こんにちは。」と懐かしい声。
「それどこです? テトラの…マリーナの…?だったら先日書いた船ですねえ。まだ片付けてないんだ。ところでお元気ですか?…」

ーーああ、やっぱりあわてて警察に知らさずよかったあ…。
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漁船にしては変な形だ。
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d0329286_06131460.jpg むかし小松市の木場潟沿いに高校美術クラブの先輩油絵画家がいて、この内本浄氏の随想にこんなのがあった。

 彼が子供の頃の潟の風物で、小舟に水藻を揚げ、畑の肥やしにする話だ。底の平たい木造舟で、私も埋め立て以前の今江潟や柴山潟でも見たことがある。これらの潟は「加賀三湖」と言い、川で繋がっていた。
似た形なので、ここ羽咋市の邑知潟でも使用していた淡水用の木造沈没船が、この嵐で掘り起こされて浮いて出て来た”幽霊船”にも見える…。
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が、やや大きいし、報道によれば他の漂着船の底も平たくて外洋向きではないとあったので、目前のもやっぱり北朝鮮から流れ着いたんだろう。嵐の日本海へ操業に出るにしては随分粗末な舟だ、と彼の国の人々の苦労を想像しながら同情を禁じ得なかった。

 次の日にはシャベルカーが舟を砂丘に上げて、あれこれひっくり返して撮影するなど、10人ほどの人が立ち会い、調べた後はブルーシート掛けをした。

じっくり見学しすぎて、冷たい浜風で私はどうやら風邪気味になったらしい。年寄りの冷や水ならぬ”はな水”のお粗末でした。 中田虫人むしんど
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925-0005 石川県羽咋市滝町レ99-88  
TEL&FAX 0767-23-4401

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雪でどうなることか心配してましたが、今の処は雪解けぎみで皆さん動けそうですので、近々の催事紹介をいたします。

野中洋一氏の個展は間もなくです。
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角永和夫氏の収蔵作品展示もある金沢21美のコレクション展は6月までやってます。ガード設置がなくなり木のスライス作品は間近で見られますが、館での作品撮影は再び禁止に戻りました。ご注意。
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ピアニストの鶴見さんがファゴットやフルートと共演する「柳浦慎史ファゴットリサイタル」は明日2/16(金)7.00pm開演です。久しぶりの生演奏聴きたいですが、神経痛が心配で冬はひかえる私です。
中田むしんど
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[ギタリスト・垣田 堂氏のブースページ]

本腰で譜面と向き合う
 

2月13日 
今年に入り、急に合奏や伴奏の仕事が増え、自身の作曲も遅々とする、今日この頃だ。
ここに来て、本腰を入れて譜面と向き合う事になった。
そこで、スペース滝のオーナー、中田虫人氏の言っていた「オリジナルを譜面で残したら?」という言葉が響いて来る。

いままで、音楽を耳で聴いて、それをコピーするというスタイルに親しんで来たが、もはや昔の話、楽譜の面白さを、四十歳になった今、感じている。記憶に頼らず、じっくり音と向き合う、そこには電気も要らない(笑
感覚的には、音楽を、平野や森、はたまた山、あるいは切り立った渓谷に見立て、地形図やコンパスを駆使して、分け入って行くようなものと捉えている。
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そういえば、クラシックギタリストの福田進一氏は、自身のTwitterで若手に向け、「もっと譜面を(読もう)!」と言っているし、ドイツの名門、ベルリンフィルの新しい首席指揮者キリル・ペトレンコ氏も、「私と楽譜を二人きりにして下さい。」とコメントしているそうだ。

さて自作を楽譜に残せば、忘れた場合も心配ない、そして、他人が自作を演奏する悦び楽しみを味わえる。
楽譜をおろそかにしていた頃は、耳コピーの感覚を賞賛していたがゲンキンなもの、急に、楽譜を読まない友人をからかい始めるのだから、我ながら困った性格だ。
とは言え、クラシックの音楽家のように、難曲を初見でスラスラ、、の境地までは遥かな道のりだ。

まあ佳しとしよう、幾つになってもまだまだやるべき事は多いのだ。
そんな体験も相まって、いま以上に音楽に入り込んでいる。
車の運転もいずれやめるだろう、直接に関係がないようだが、移動の間も勉強したい気持ちでいっぱいだ。

追記小松の近撥弦楽器にて、自分の新しいギターが目下製作されている。
今4月に完成予定、今から楽しみだ。 ( 垣田堂)

【垣田 堂 オフィシャル・サイト】
http://do-kakita.cu-tablet.com/


【ラジオ】
「ギタリスト 垣田 堂のカキタイムズ」エフエムとなみ(76.9MHz)にて
■本放送:毎月第1、第3火曜日19:00~19:30
□再放送:各・同週の水曜日13:30〜と土曜日14:30〜
☆インターネットラジオが便利です。
エフエムとなみのホームページにて。
http://www.fmtonami.jp

垣田 堂:
 ギタリスト。
 1978年、アメリカ・ニュージャージー州生。金沢市在住。
 ニューヨーク、スペイン・バルセロナでの演奏活動を経て、現在は北陸を拠点にする。
 美術館、ギャラリー、寺、プラネタリウムでのソロ演奏のほか、舞踊、朗読、ライブペインティングなど、他分野のアーティストとの共演も行う。


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2月12日(日)

「何を望みたいのか?」 


 私たちが直面している真の疑問は「私たちは何になりたいのか?」ではなく、「私たちは何を望みたいのか?」かもしれない。この疑問に思わず頭を抱えない人は、おそらくまだ、それについて十分かんがえていないのだろう。

(『サピエンス全史(下)』ユヴァル・ノア・ハラリ著、柴田裕之訳/河出書房新社/2017年で18刷発行)

d0329286_14364330.jpg 日本での初版は2016年の9月で、去年('17)にはNHK「クローズアップ現代」がとりあげ、ビジネス書大賞、紀伊国屋じんぶん大賞2017の2位をとっている。
地元の図書館や書店の店頭を飾っており、装丁デザインの魅力にも惹かれた私は、昨年買って一気に読んだ。冒頭の引用は、本書(下)の最後、締めくくり部分だ。

 SF小説なら、面白いで済むところ、現代の科学的所見や学術的成果をくみながら、絶滅させた旧人類らと我々ホモ・サピエンス[脳配線の突然変異=認知能力の革命]との比較から説き起こし、巨大資本の流入先である[コンピューター+遺伝子操作⇒「デジタル生物」]としてもくろまれるサピエンスの近未来像への、真摯な疑問の投げかけで終わる。

この本が文学書や哲学書ではなくビジネスの大賞をとってるという現実的な”怖さ”がある、と言うべきと思うが、何せ問われている問題が大きすぎ「頭を抱える」のみの私…がせいぜいです、という本なのだ。

ゴーギャンの絵のタイトルではないが、われわれはどこから来てどこへ行く、つもりなのだろうか…? 
中田むしんど

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