イソヒヨドリ受難
「入り口で鳥が死んでるよ」
とおっしゃった。
この鳥は数日前2、3羽でやってきて何処かへ飛び去るのを何度か窓からみている。ハトよりは小さくスズメより大きい。名前が分からないので、この写真二枚を添付して、野鳥の会の七尾るみこさんにメールでお訊きしたら、早速返事をいただいた。(下記)
以前コウモリが迷い込んで来て亡くなった時、私は裏の土に埋めたのだが、初めて見る大きめの鳥を手にすると、なんとなくすぐに埋めるに忍びず、とりあえずと、つい冷凍庫にしまい込んでしまった。
写真の鳥、イソヒヨドリの♂だと思います。
以前撮ったイソヒヨドリ♂の写真、お送りしますね。青と赤の、姿も声も美しい鳥です
本来海に近い所にいるのですが、近年は海から離れた場所でも繁殖しているので、街中で見かけることも多くなりました。 個体差なのか、小さめの子も確かにいます。
こんな変わり果てた姿で、痛ましいことです。
悪いものを食べたのかもしれないし、何かとぶつかった可能性もありますね。
野鳥が建物のガラスに気が付かないで衝突し、脳震盪を起こすことをよく聞きます。当たりどころが悪いとそのままショック死です。
近頃はガラス張りの建物が増えて、そういう事故が増えているようです。
野鳥がぶつかりやすい窓には、シールなど張って注意を促すのがいいのですが・・。
車と衝突、ということもありえます。
人工物が増えれば増えるほど、野鳥にとっての危険度が増します。
鳥仲間が寄ると、あの鳥が減った、この鳥もいなくなった・・・という暗い話題にすぐなりますが、鳥も人も幸せに共存できるそんな時代が来てほしい。
七尾るみこ(造形作家、日本野鳥の会)
925-0005 石県羽咋市滝町レ99-88