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世田谷コレクション

先日、勝手ながら休館して石川県小松市で二つの展覧会を見て来ました。

故・宮本三郎画伯は石川県小松市出身で、遺族から寄付された作品保管で美術館があります。現在、彼ゆかりの東京都世田谷美術館に作品を貸し出し、小松では代わりに同館のコレクション展を開催中。会期もあとわずか。
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20世紀の中頃は日本の美術界が欧米の現代美術の影響を受け激しく変貌していく時期にあたります。いわゆる「抽象か具象か?」で美術界が二分され対立の様相さえみせたのですが、世田谷のコレクションは当時の進歩的な日本人美術家たちの作品を中心に秀作を集めた物のようです。さすが、東京のセレブと文化人の区らしくどの作も出来の佳いものばかりで一見の価値があります。ただ、今の若者たちの感性からはやや古い印象かも知れませんが。

同市で開催中のグループ展「ACB展」(ギャラリーそれいゆ [ACB展]へ)も見て来ました。これももうすぐ終ります。宮本三郎美術館の学芸員・大橋さんの「うじビン」と言う作品を買い、現在スペース滝に展示中の彼女の作品展示に加えましたので、滝ではそれもご覧になれます。むしんど
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[青のある景] 野村秀久「ACB展」から

スペース滝
925-0005 石川県羽咋市滝町レ99-88  TEL 0767-23-4401


by spaceTAKI | 2016-08-25 23:17 | ■美術/案内情報など | Comments(0)