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堂ファビュラスな日々20

[ギタリスト垣田 堂の ファビュラスな日々]Vol.20

一曲一曲が即過去
なんという芸術だ
秋の入り口に独り思う

創作においては、どうしても「自分」から逃れられない。
いよいよ、何か(あいまい)が発現した様子で、楽節(苦節でない)24年目にしてスタートの感。
まるで初心者のように、ギターを触っている。
手始めは、即興演奏をどんどん録る。

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この夏に読んだ本。

「マルコムX」 荒 このみ(岩波新書)
 以下、三島 由紀夫(新潮文庫)。
「禁色」
「小説家の休暇」
「愛の渇き」
「女神」

 三島ばっかり。

縁も来る。
奈良の人が、僕の演奏会に来場。
奈良といえば、三島の大・四部作のうち「奔馬」にて、大神(おおみわ)神社での情景が描写される。
現地に、三島が訪れた記念の碑もある。
そうめんもメジャーらしい。
なにせ、ギターにも『潮騒』と命名してある。
彼の地で良い音を鳴らす運命だ。
10月某日、奈良行決定。

そして、座右の一冊「阿部 薫 1949-1978 増補改訂版」(文遊社)。
詳しくはインターネット検索へ。
早世のアルト・サックス奏者の伝記本。
"早世"の判断は、個々の解釈によりまちまちだ。
つまるところ「十二分に生き切った」人だろう。
何度読んでも面白い。
やっぱり、単純に「音を出す」ミュージシャンが好きだ。
装丁も秀逸。
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イントロに戻る、秋の随想。
時代の趨勢、人気、表現までも、ここにきては本当にどうでもいい。
負け惜しみでもゼンゼンない(笑
そして間違ってもニヒリズムでない。
いまだ、究極に「没頭」していなかっただけだったのだ。
それがどんな状態になるのか、噛み締めている。


「四十にして迷わず」ならぬ、
「四十前にして無敵」だ。
[垣田 堂 オフィシャル・サイト]:
http://do-kakita.cu-tablet.com/


[ラジオ}
ギタリスト 垣田 堂のカキタイムズ」エフエムとなみ(76.9MHz)
■本放送:毎月第1と第3火曜日19:00から
▢再放送:第1と第3土曜日14:30から
★インターネットラジオが便利です。(エフエムとなみのホームページにて)
http://www.fmtonami.jp"
垣田 堂
ギタリスト。
1978年、アメリカ・ニュージャージー州生。
金沢市在住。
14才よりギターを始める。
ニューヨーク、スペイン・バルセロナでの演奏活動を経て、現在は北陸を拠点にする。
美術館、ギャラリー、寺、プラネタリウムでの演奏のほか、舞踊、朗読、ライブペインティングなど、他分野のアーティストとの共演も行う。
スペース滝
925-0005 石川県羽咋市滝町レ99-88   TEL 0767-23-4401


by spaceTAKI | 2016-09-05 12:26 | ☆垣田堂ブースページ | Comments(0)