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ネズミ大根

池波正太郎原作「鬼平犯科帳」の「正月四日の客」にネズミ大根が出てきます。
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この日「さなだや」では「真田そば」のみ出す。ある年それを聞いて食べにきた客がいて、再来年また来ると約束する。実は盗賊で、翌年は”おつとめ”をし、それで足を洗うつもりだった。が、女将が腕の入れ墨を覚えていて約束の日に御用となる、という筋書き。「牢まで蕎麦を差し入れてやりな」という鬼平の言葉に客をうった女将は救われた表情をうかべる。

ご存知のように「鬼平犯科帳」では江戸時代の料理も見どころですが、この真田そばはネズミ大根をすり、漉(こ)した汁を浸け汁に混ぜる。辛いらしいが、私は見たことも聞いたこともないものです。
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昨日ギターの服部さんが来られて、信州土産の、お焼き、リンゴ、そして、ネズミ大根をいただいた。形も小振りで確かにネズミに似てるなあ。
「水分が少ないので長持ちすると思う」
とのこと。青いのと白いのがあって、必ずしも辛くはないそうですよ。虫人



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by spaceTAKI | 2016-11-01 16:39 | ■自然 | Comments(0)