カテゴリ: 垣田堂ブースページ( 38 )

[ギタリスト・垣田 堂氏のブースページ]

本腰で譜面と向き合う
 

2月13日 
今年に入り、急に合奏や伴奏の仕事が増え、自身の作曲も遅々とする、今日この頃だ。
ここに来て、本腰を入れて譜面と向き合う事になった。
そこで、スペース滝のオーナー、中田虫人氏の言っていた「オリジナルを譜面で残したら?」という言葉が響いて来る。

いままで、音楽を耳で聴いて、それをコピーするというスタイルに親しんで来たが、もはや昔の話、楽譜の面白さを、四十歳になった今、感じている。記憶に頼らず、じっくり音と向き合う、そこには電気も要らない(笑
感覚的には、音楽を、平野や森、はたまた山、あるいは切り立った渓谷に見立て、地形図やコンパスを駆使して、分け入って行くようなものと捉えている。
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そういえば、クラシックギタリストの福田進一氏は、自身のTwitterで若手に向け、「もっと譜面を(読もう)!」と言っているし、ドイツの名門、ベルリンフィルの新しい首席指揮者キリル・ペトレンコ氏も、「私と楽譜を二人きりにして下さい。」とコメントしているそうだ。

さて自作を楽譜に残せば、忘れた場合も心配ない、そして、他人が自作を演奏する悦び楽しみを味わえる。
楽譜をおろそかにしていた頃は、耳コピーの感覚を賞賛していたがゲンキンなもの、急に、楽譜を読まない友人をからかい始めるのだから、我ながら困った性格だ。
とは言え、クラシックの音楽家のように、難曲を初見でスラスラ、、の境地までは遥かな道のりだ。

まあ佳しとしよう、幾つになってもまだまだやるべき事は多いのだ。
そんな体験も相まって、いま以上に音楽に入り込んでいる。
車の運転もいずれやめるだろう、直接に関係がないようだが、移動の間も勉強したい気持ちでいっぱいだ。

追記小松の近撥弦楽器にて、自分の新しいギターが目下製作されている。
今4月に完成予定、今から楽しみだ。 ( 垣田堂)

【垣田 堂 オフィシャル・サイト】
http://do-kakita.cu-tablet.com/


【ラジオ】
「ギタリスト 垣田 堂のカキタイムズ」エフエムとなみ(76.9MHz)にて
■本放送:毎月第1、第3火曜日19:00~19:30
□再放送:各・同週の水曜日13:30〜と土曜日14:30〜
☆インターネットラジオが便利です。
エフエムとなみのホームページにて。
http://www.fmtonami.jp

垣田 堂:
 ギタリスト。
 1978年、アメリカ・ニュージャージー州生。金沢市在住。
 ニューヨーク、スペイン・バルセロナでの演奏活動を経て、現在は北陸を拠点にする。
 美術館、ギャラリー、寺、プラネタリウムでのソロ演奏のほか、舞踊、朗読、ライブペインティングなど、他分野のアーティストとの共演も行う。


スペース滝 nkt@yacht.ocn.ne.jp
925-0005 石川県羽咋市滝町レ99-88  TEL&FAX 0767-23-4401


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2018年になりました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。

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さて私垣田堂は、2018年元旦挟んで演奏だ。日頃たまにお世話になる、温泉旅館での仕事。
去る30日、3日、4日、7日と出ずっぱりなり。

そんな甲斐(?)もあり、うっすらだった、「2本目のオーダーギター」への道筋が明確になってきた。
スペインの名工、アントニオ・デ・トーレスの製作スタイルを踏襲した、小ぶりの楽器を好んできた私だが、まだ見ぬ新愛器は、サイズも大きく、重厚で輝く音色を持つものにしたいと思っている。
志向する音が完全に新たな段階に入っているので、相応した楽器がどうしても必要なのだ。

と、相変わらずのギタークレイジーぶりに自分でも可笑しいが、14才から始め、今までがずっとそうなのだから仕方がない。
数々の縁談の萌芽を摘み取り(独断妄想)、音楽道に邁進、、はたの真っ当な友人達と比べると、なんともフリーダムで、やはりクレイジーな人生だ。

そんなこんなで、先年のロシア公演に続き、うまくいけば韓国遠征も叶いそうだ。
イルクーツク滞在の楽しい思い出が蘇る。
民間レベルでは、国の違いは感じない、ただ、個々人の性格があるのみである。
明るい人、淡々とした人、お酒好き、女好き、色々。
そうそう、渋いロシア産シャンソンを歌う歌手達の伴奏も引き受け、大変だが新しい展開だ。

本年も、色々な人に出逢いたい。
三島由紀夫先生の名著「奔馬」よろしく、ただ駆け抜けるのみである。
【垣田 堂 オフィシャル・サイト】

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DoNote : 劇団とのコラボは続く


ギターを買って貰った中学2年の日から、ギターがずっと面白い。
それが、いま特に面白くなっている!
もちろん、続けているとたびたび感じる事なのだが、今回の面白度はタダごとではない。

まず左手小指の、弦を押さえる力が上がった。
そんな曲を練習したり、ましてエクササイズなどはしていないが、先日急にパワーが付いた。
小指は当然一番弱いのであるが、ガッチリ力が込められると、出る音がシッカリする。
それはもう、ただ押さえるだけで楽しい。

もしかすると、最近交流の多い、劇団の音楽を担当した事が理由なのかも知れない。
ある種、気合いとパワーで音を出していく事を求められ、そこに辿り着くまでに費やした時間の対価だろうか。
練習すれば当然スキルは上がるのだが、それだけではない秘められたものを出すには、やはり気の持ち方なのだろう。
劇団のボスも語る「ふつうに上手くなってもつまらん」が、眠っていた僕の本質に触れたか。
とにかく、新しいプレイと精神が備わり、一段上がった気がする。

20ウン年弾いたエレキギターから、いまのクラシックギターに持ち替えてちょうど5年。
10年を大きな一周として、大体3年目、5年目に大変革が訪れるようだ。
前述の劇団との出会いも、フリーランス4年目に入る直前の出来事だった。

結論(独断)。
「為せば成る」よりも、『勝手に成る』か。
まさに結果だが、精進、もとい継続していれば何かしらにぶち当たる(笑

ps
ロシア公演、続いた韓国演劇との交流の余韻ある中、来たる12月20日から、韓国の2劇団を招いての催しが行われる。

詳細は、劇団アンゲルスのホームページ、及びフェイスブックページにてご確認ください。

追記:
 師走、墓参及び掃除に行く。
 11月は疲労蓄積と風邪で怠った。
 いや、怠ったからカラダに来たのかも知れない(笑


▽写真右は劇団アンゲルス主宰・岡井直道氏。左カキタ。
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【劇団アンゲルスHP】
http://www.theater-angelus.com/
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https://m.facebook.com/劇団アンゲルス-937459342957173/?locale2=ja_JP



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『唐人お吉』ロシア公演
イルクーツク演劇祭・参加レポート (9月20日〜27日)


DoNote : バイカル湖畔にて、我思う
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■食事が美味


「劇団アンゲルス」にくっ付いて、演劇祭に参加する一週間がやっと終わった。
去る4月より始まった稽古、金沢公演、そしてロシアはイルクーツクでの大一番。

そう言えばこの期間、僕は喫煙していた。
物語にインスパイアされて、うらぶれた(?)世界観に寄り添ったのだ。

余談はさて置き、ロシアでの日々は、想像以上に楽しく、刺激のあるものだった。
まずは、食事が美味しい。
(名前を失念したが)ボルシチに似た、トマトベースの野菜スープ。
ソバの実をご飯に見立て、ソースを添えた、ハヤシライスのような一皿。
もとい、、思い返せば出てきたのは全て家庭料理だった。
つまり、毎日食べるに耐え得る食事は、美味しいに決まっているのだ。

■学生通訳で難航


さて一旦本筋に話を戻そう。
今回舞台にかけた芝居「Hero OKICHI」。
実在の芸者、斎藤きちを題材にした悲劇だ。
とは言え、個人的な印象は、たくましく生き抜いた女性のストーリー。
アメリカの侵略から下田を救った(劇中セリフより)彼女の、波乱の人生を描く。
詳しくは、劇団アンゲルスのHP、または生の芝居を観る事をお勧めする。
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(写真:テアトル・ドラマ)

ロシアに着き、舞台の準備。
演劇とは無縁の、学生通訳を介しての作業は、一見難航を極めた。
舞台監督のH氏の怒号(大げさか)も飛び交う。
しかし、そんな日本の演劇人の徹底した舞台造りに刺激されてか、現地ロシア人スタッフも俄かに活気付く。
気が付けば、目には見えないが確かなグルーヴ感。
つまりは心はひとつ、本番の成功に向かって大きな波が動くのを感じた。

■サイン攻めと写真攻め


終わってみると、達成感や安堵の気持ちは少なく、何かもっと大きな、礎を築いたような感覚だった。
ようはリアリテなのだろうか、感情を超え、確かに「やった」という手応え。
言うなれば、任務を遂行したヒットマンの気分もこんなだろう、、か。芝居がはね、サイン攻めと写真攻めに会った時、初めて通常パフォーマンスした後の気持ちになった。この公演で、たしかに自分のプレイが変わった。
もちろんこの先も変わり続けるのだろうが、明らかに重要な一歩だった。

少し情緒的になり過ぎたきらいもあるが、ホットさを失わないうちに書く事は大切だ。
そして、イルクーツクが凄く気に入った僕は、また必ず訪れると誓ったのだった。

■愛らしい街で恋をした


帰りの機上にて、離陸した窓から見える夜のイルクーツク。
あまりに小さく(ロシアがデカすぎる)、なんとも愛らしい街だ。
そして、今回通訳を買って出てくれたユーリャさんに恋をした。
そんなお話の続きもあるだろうか。
果たして無いだろうか。
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ともあれ生きて行こう、お吉さんも、バンピーロフ(写真・像)も故人であるが、魂は永遠だ。
時空を超えた交流が、世界の全てだ。

До свидания !!! (さようなら!!!)


【劇団アンゲルス】http://www.theater-angelus.com/
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垣田 堂:ギタリスト。
 1978年、アメリカ・ニュージャージー州生。金沢市在住。
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DoNote :「運命はかく扉を叩く」


この小噺は、とある小都市の、ある一夜の出来事。
天候、シチュエーション、そして登場人物の想定は、読者の皆さんにお任せする。
言うなれば、お話版の塗り絵のようなもの。。

今夜は火曜の夜。
遠方より友人が戻って来る、皆で集まって飲み会だ。
深更になり、次の店へ。
店内の雰囲気も手伝ってか、クールダウンの模様。
いい加減に戻ろうか。

知人と2人、方向が同じだったため、連れ立って歩く。
繁華街と、人のまばらな商店街を分ける橋。そこを渡り、普通ならば左へ折れ、家までのショートカットルートを辿る。
「コンビニへ寄ろうかな。。」
この知人の一言が、運命の小さな転換点だった。

d0329286_10543544.jpg真夜中の街路、前方からコロンとしたパトカーが来る。
僕らとすれ違うスピードが、徐行に近いほど遅い。
程なく、家が近くなった知人と挨拶を交わし、人気の無い住宅街へ入る。
その時だ、後方より明るいヘッドライト、道の左端へ避けると同時にストップする黒いセダン。
後部座席の窓にはスモークがかかっている。
助手席のオジサンの鋭い眼、とっさにヤクザに絡まれる自分を想像した。
いざとなれば手持ち(?)の自転車をアタックさせて逃げるか、、と思ったのも一瞬、「警察です。」の声。
拍子抜けがしたのも束の間、新たな面倒がやって来る

いつもと違う道を何故選んだか、まったく後悔の一言だ。
お酒が回り、直感力が鈍ったのだろうか、いや、一瞬よぎる不安を押し切った自分の情けなさだ。

ちょうどこの付近で頻発しているという、変質者のような人物と間違われ、というかあちらにとっては容疑者候補以外の何者でもないらしい。
身分証提示、自転車の防犯登録確認、所持品検査に始まり、いわゆる職務質問で洗われる。
この時点で、権力への憎悪メーターはマックス振り切り状態だ。
あちらも仕事だが、こちらも善良な一般市民の権利を主張、「ホームページ見てください。」、「ラジオもやってます。」など、効果のあまり無い持ち札を切りまくる。

最終的に、写真を数葉撮られ、とりあえず解放。
最後のセリフ「連絡が無ければ、平穏無事に過ごして下さい。」でトドメだ。

まったく、散々なウィークデー。
唯一の救いは、警官がそこそこ音楽に明るい人物だった、という事だろうか。
冷静になろう、回り回って、そいつ(失礼)が将来、僕のファンにならないとも限らない。
ちょうど、いま取り掛かっている演奏に生かせそうな体験じゃないか、圧制に押し流されつつも、逞しく抗う小市民。
昭和のスターになったと思い、芸の肥やしにしないで、なにがアーティストだ!

という風に短時間で納得し、寝床に入る。
昨日より、一回り大きな人物になったようだ。
かくして人生は続いて行く。

エンディングテーマ
ベートーベン 交響曲第5番
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劇団アンゲルス「下田のお吉」

 ・金沢公演:9月15、16、17日(3日で5公演)
 ・ロシア行:9月20日〜27日 イルクーツクでの演劇祭に参加 現地にて方々視察予定


幕末(1856)/唐人お吉(斎藤きち)、ハリス・黒船/金沢、ロシア共小劇場での上演/ブレヒト
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DoNote :垣田堂ギターが生共演!


ロシアより、愛を込めて!

というセリフが正にピッタリと来る、新展開に胸が躍っている。
金沢を拠点に(こだわりのスタンスだ)、国内外の演劇祭でも活躍する、「劇団アンゲルス」の公演に参加する。

場所は金沢、そしてロシアはイルクーツク。

テーマは「鬼」(座長談)。
かつて、静岡は下田で名を馳せた芸者である斎藤きち。
黒船の来訪に際し、アメリカの要人の接待を命じられる。
生涯いくつもの商売を経験し、僕の見解では「タフな女性」と映った。
今回のお芝居では、世の男達に対する、怒りと失望感、そして自身の運命に巻き込まれる「ヒーロー・オキチ」の姿を色濃く描いている。

とは言っても、残暑の中、目下稽古稽古の日々。
"劇団のギタリスト"としての経験は、かねてより願っていたお仕事。
今回限りの参加ではあるが(満点にやれば、次もあるか?)意識、肉体共、120パーセントそちらへ向かっている。
ここでは書き尽くせないが、自分の演奏、相手とのコラボレーション、全体の見え方、などなど、独りの活動とは正反対とも言える、新鮮なアプローチを模索せざるを得ない毎日だ。

金沢公演でパワーを溜め、いざ大陸へ。
ウォッカ、ボルシチ、マトリョーシカ。
バイカル湖、シャラポワ選手。
ドストエフスキー、ムソルグスキー、ディアギレフ。
見聞録も乞うご期待、といったところか。
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▶ 【劇団アンゲルス】
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 ▶【垣田 堂 オフィシャル・サイト】
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 垣田 堂
 ギタリスト。
 1978年、アメリカ・ニュージャージー州生。金沢市在住。
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DoNote : 滝のベンチに寝そべり考えた

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「滝のベンチに寝そべり考えた」

と言いたいところだったが、初夏の夕間暮れ、良い潮風にしばしウトウトとする。

夏は想い出深い季節だ。
恐らく、世のほとんどの人もそうだろう。
クワガタ捕り、盆踊り。
花火大会、肝試し。
仄かな、恋の予感。

河川敷で星空を眺めながら、友人達と、ためにもならない話を延々とする。
ところが、あれから30年ほども経つ今、そんな日々がインスピレーションの元になるという不思議さよ。
いやもとい、そんな無意識のクリエイティビティこそが、アート活動の主成分だろうか。
仏教用語で言うところの、阿頼耶識あらやしき(説明出来るスキルが無い。。)。
平たく言えば直感か。

感覚の似た人間同士ならば、「ああそれね。」で通じる世界。
とは言え、そこを説明したい、解らせたい、のが人情だ。
そこで音楽、絵画、はたまた造形 etc..が必要になってくるのだ。
なんとも言えない狂おしい気持ち。
陳腐な言い方では「魂の叫び」。

子供の時の、色濃い日常は、来たる大人の世界に進むための準備運動だ。
そこでバカをたくさん行い、基礎を作っておく。
成長は、バカを磨く事であり、バカでなくなる事では決してない、と信じたい。

そんな事を思うのが、僕は決まって夏だ。
7/10
(垣田 堂 )
【垣田 堂 オフィシャル・サイト】
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■ [写真は垣田さん撮影:下写真は23日開催『2017夏の音楽会』に向け「水影」作品のコントロール部を調整中の虫人です。カメラには気がつきませんでした。
背後は『シェル・ヒープ(貝塚)』中田虫人。右上は『シルク(絹)』角永和夫。いい写真ですねえ!。スペース滝・展示ホールで。虫人


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DoNote : 随想「新しい活動」


自分に似合わない事柄を、まず見極めよう、そう思った。
「消去法」と言うと何だか情けないコソコソしたやり方だが、そうでなく、本来は要らず、この半生でいっぱい抱え込んだ虚飾を排して行く、と言う事だ。

唐突だが、まずは車。
これはやはり、いっぱしの生活を実現させた人の持ち物、ステータスだろう。
しばしば、運転する自分を客観視して、「似合わないなぁ」と思う。
維持費等の問題ではなく、社会(交通の)に順応し過ぎている自分を見るからだろう。

そして、営業、または宣伝などで、小器用に立ち回る事。
これも似合わない。
しかし、この点に置いては、若干難しい判断が求められる。
なにせ、自分で売らなければ誰が売る、という状況だから。
ただこれも、アートのパワーをまだまだ信じきれず、無意識に迎合し、順応性を発揮している感が否めない。

「似合わない」を容赦しつつ生きるのは、実は簡単だが、同時に本質を見失わせる。
この状態が続くと、種々雑多な事柄が、次第に大きな心配になって、潰れるまでいかずとも、逆に活動が停滞する事になりかねないと感じる。

いささか神経質に過ぎるか、、いや、何かを創造するという仕事は、集中力の爆発がモノを言うはずだ。
(ファンではないが)故・岡本太郎先生を見よ。

語る、書くだけなら易い事で、今までは、割とそんな感じのニュアンスで満足していた。
そう思うと、やはり、クリエイティブさは、満たされない思い、飽くなき向上心から生まれるのだと直感する。
書く事、言う事と、行動が同じ歩みを始めれば、これはしめたものだ。

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追伸
度が過ぎると、映画『セブン』のジョン・ドウや、『タクシードライバー』の主人公になってしまう可能性もある。だが、共感する部分も多く、それは単にこの映画が好き、というだけの事ではないだろう。

「自分になっていく」のは、実に難しい作業だ。 4/25

■ [写真はマークさん撮影:奥様シルビアさん(クルザーでの来客)らと。スペース滝で]

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DoNote : ミシマ


スペース滝のオーナー、Mushind E Nakata氏には、いつも多くのものを貰っている。
もちろん、品物でない(笑
アートは当然。そして一般の目も持ち併せた人物は珍しい。
いまなぜか、先の展望やこれまでの活動を顧み、方々への感謝の気持ちを再確認している。

あと数冊読み残っていたミシマ文学を消化しつつ、ふと直感した事を書く事にした。



三島由紀夫の本質(カキタ独断)は、「裏切らない」という精神に尽きると思う。
本業である文章はもちろん、対談などでの発言、及び言葉の選定が、無責任でない。
そこも、彼流の美学なのだろうけど。

それと、「対、自分」のすべての物事への、多大なリスペクトを感じる。

とかく、その最期を取り上げて、論争のネタや、批判のマトにする人も多い。ただもちろん、それが悪い訳もなく、一個人の意見は貴重だ。

三島が言おうとした事は、武士道、ボデービル、楯の会(自主防衛軍)などなど、一見ぶっそうな要素で曇らされるが、おそらく、「行動しろ、そして責任を取れ」だったと思う。

良いものを見る目を養い、精神、肉体の絶えざる練磨を愛する。
とは少し大げさな言い方だが、平易に、そして深く解釈すると、自分の仕事に惚れ込んで、それをとことん突き詰める、という事ではないか??
熱意、希望、人への関心とリスペクト。
そんな人の代表が三島だったと思う。

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 追記
この半生で、5月という月には思い入れがあり、過去、身の周りで色々な変化がある。
高校卒業後、東京へ移住した月。
ギターのみ携え、単身ニューヨークへ渡った月。
そして、2018年5月にまた動く事を考え、待っている。

Go to EDO、再び。パワー充分。
人生は一度だ。
The text & photo by Do KAKITA   


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[February 5, 2017]

久しぶりにスペース滝の、ウェブ上の一角を借りて書くことにしよう。主に近況など。ほとんど音楽。


新しい作品を作り始めて二ケ月ほど。2曲固まりかけている現状。今回は、9曲入れる事にした。それには特に意図は無いが、直感を信じ(だいたいこれ)、ちょうどいいサイズかと思う。

制作にあたって、インスピレーションを受けたものがいくつかある。過去作品もそう。

今回、草案段階では「モノクローム」と「日本性」という言葉が浮かんでいた。

前者はジャケットデザインに採用され、後者はたぶんサウンド面に現れるのだろう。具体的には、下記のものに刺激を受け、それに呼応した作品になっていくと思う(パクリでない)。

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ジャズ、もとい「音楽家」であるトランペッター、マイルス・デイヴィスのアルバム「カインド・オブ・ブルー」。パリの街区を、名機ローライ・フレックスで撮り歩いた写真家、ロベール・ドアノーの写真集「パリ・ドアノー」。日本文学の古典は数多あるが、これが一番シックリ来る「古今集」の、特に紀貫之の春歌。

それと、三島由紀夫氏の著作は、もはや僕の人生の一部と言える存在になっているが、鬼才の作品は真似しようにも出来ないし、それで良い(笑
容易に手に入る全作品の読了まで、あと数冊を残すのみに。
寂しさはなく、これで晴れて、「気ままに一冊」携行するという、新章へ突入するのだ。

追記:新曲について
1「わかれの夜」黒い下着の、ガーターベルトの女性が浮かんだ。卑猥でなく、綺麗なイメージ。新しいスタートをお互いに約束するシーン。

2「未定」今回はよりコンセプチャルなものになりそう。ワルツのリズムのため、踊りや、足どりをイメージさせるストーリーにしたい。そう、今作は一貫した物語がありそうなのだ。「作品が独り歩きする」という面白さは、自分史上初めて。

ではでは、またいつか!
 February 5, 2017  Do Kakita guitar


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