カテゴリ:☆人色々々(花丸ゆう)( 23 )

[田中雅紀氏の連載マンガ]
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初秋だより

拝啓  秋風かおる季節となりましたが、皆さまにはお元気でお過ごしでしょうか。いま、秋風かおる季節、と書きましたが、北陸金沢では9月に入ってしばらくは涼しかったのですが、また暑さが戻っています。今日10日も29度あり、明日も30度の予想。セミも復活して遠くで鳴いています。

私の近況ですが、若いころから気の多い性格で、色んなことに手を出し忙しくしています。1円の儲けにもならないことばかりで、後に疲れだけが残ります。
「マンガ教室」の生徒募集の活動は夏の暑さに負けて休んでいます。涼しくなったらまた何か行動を起こしたいと思っています。生徒はまだ0。

我が家の小さな庭に珊瑚樹の木があって、それにセミの抜け殻がいくつも付いています。木の丈は3メートルほど。枝葉も剪定してあり小さな木だけど、ざっと数えただけでも10数個の殻が見つけられます。例年よりかなり多いです。木の根元の周りには幼虫が這い出した小さな穴もいくつか空いています。今年初めて見つけたのは8月の中頃でしたが、あれから今日まで風の強い日も大雨の日もあったのに、セミ殻は葉裏にしっかりしがみつき、耐えて数も減っていない様子。
朝、窓のカーテンを開けて今日もまだ耐えているのを見ると、ちょっと嬉しいです。いつまで頑張るのでしょうか。

では、またお便りします。お身体ご自愛ください。   敬具

  9月10日                    田中雅紀


スペース滝 nkt@yacht.ocn.ne.jp
925-0005 石川県羽咋市滝町レ99-88  TEL&FAX 0767-23-4401

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[田中雅紀氏の連載マンガ]
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雑草魂


数週間前ラジオで興味深い話を聞いた。途中から聞いたので、その方がどういう肩書きの方かわからなかったが、とにかく雑草についてとても詳しい先生のようだった。先生の話をまとめてみた。

「雑草は強いように見えて本当は弱い植物。炎天下、道端やアスファルトの割れ目にしぶとく生き残る雑草も、実はそこにしか生きる場所がないから。他の草に勝てないから、他の草が選ばないような場所を選んで生える。だから雑草は森には生えないし、雑草は人間が住むそばで生える
雑草くんは本当に迷惑。畑や庭に刈っても刈っても次々生えてくる。あいつが弱い植物とはとても思えないが、思い当たる節もある。

雑草の中にも小さな可愛い花をつけるものがあって、私は昔それに魅かれて雑草をマグカップに植えて、机の上で育てたことがあった。だが何種類もの雑草で試したが、みな枯らしてしまつた。コンクリートの割れ目の最悪の環境で生きる雑草が、水や肥料たっぷりの環境の良い(?)マグカップでなぜ育たないのか不思議だったが、これが弱いということなのか。

野球選手はよく雑草の強さを例えて「雑草魂」とか「草魂」とかいう。先日も高校野球の県大会を勝ち抜いたチームの選手がインタビューで「次も雑草の粘りで戦います」と答えていた。
雑草は強いのか弱いのか ? 。コンクリートの割れ目で生きる雑草はやっぱり強いのだろうと思う。 うん。雑草は強くて弱い !! (田中雅紀)

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「マンガ教室」経過報告 2

6月1日
  顔なじみの保険屋さんが来て、玄関に貼ったポスターを見て教室の話になった。担当さんはチラシを持ち帰り、お客さんの見えるところには貼れないが社内の掲示板に貼ってあげると言ってくれた。

最近は教室のことを誰にでも言いふらしている。これまでは自分のことはあまり話さなかったので、隣の人も私が漫画家だったことを知らなかった。マンガ教室の話を聞くと皆好意的で、チラシを知り合いにク配ってあげると言ってくれてありがたい。

18日
  が来て、前回来た時に持って帰ったチラシを自分の町会の回覧板で回したとか。今回もチラシをどっさり持って帰ってくれた。ママ友や知り合いに配るらしい。だが娘は「マンガはおかあさんたちにはねー」とぼそりと言った。
  そうなのだ。それは自分でも気になっていた。今はそうでもないが、私が漫画家を目指して描きだした頃は永井豪さんの「ハレンチ学園」が大ヒットしていて、マンガは学校や父母会からは目の敵にされていた。今はマンガよりも親を悩ませているのはスマホのゲームなのだろう。ゲームに夢中な子供は本を読まない。マンガさえも読まない。そんなところに「マンガ教室」はありえないか

 そうだとしても何もしないで放ってはおけない。考えた末、添付した一文をチラシに書き加えることにした。取ってつけたような広告だけど、お母さんの心を掴まなければ子供の生徒は集まらない。
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20日
 知り合いに自宅で洋裁店を長く続けておられた女性がいて「私も看板をあげてから3年は軌道に乗らなかった」とのこと。3年か。長いなー。でも、この歳で行動を起こしたことを「偉いねー」と褒めてくれたので少し嬉しかった。(田中雅紀)
         6月28日現在 生徒は0

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「マンガ教室」経過報告・1


2017年5月13日  自宅玄関に生徒募集のポスター兼看板を貼りだし「マンガ教室」のスタート。

5月14日
  ネット印刷でチラシを注文。必要なチラシは200~300枚ほどあれば足りるので、我が家のプリンターで刷り始めるも、紙の費用はそれほどでないが、インクの消費量が多く高額になることが分かった。それでネット印刷を利用することに。300部のわずかな注文をするのは業者さんに悪いと思い、700部で発注。700部送料込みで12.300円の代金。

5月26日
  行きつけの理容室に行き、ポスターを貼ってもらうよう頼む。これで歯科医院に続いて2ヶ所目。

5月28日
  ネット印刷のチラシが宅配便で届いた。段ボール箱2個。エッ!? 700枚にしては量が多すぎでは? 納品書を見てみたら700部ではなく7.000部 !!  ワーッ、やっちまった !!! 自分の発注ミスらしい。代金は諦めるにしても、この段ボール2個のチラシはどうしよう!? ワシ、ほんとバカ。

5月29日
  近くの公民館へ行き、チラシを50枚ほど「自由にお取りください」のパンフレット・コーナーに置いてもらった。

5月30日
  妻がスーパーへ買い物に行く道筋で、家々にチラシを配布してくると言う。段ボール2個を見て何とかしなくては、と思ったのだろう、配布の最後に娘が小さいころ通った保育園へ行ったら、当時いらした保育士さんがまだ何人かおられて、チラシを園の玄関や廊下に貼っていただけるとか。感謝です。

現在教室の生徒は0

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人生90年

私は今年73歳になりました。昔は人生50年と言ったのが、今は人生90年と言うらしい。私の両親は90歳まで生きたので、私も多分それぐらいはもつのだろうか。90歳まで生きるとすると残りは20年弱。それが長いのか短いのかは分からない。私は昨年6年間入院中だった母を見送り、自分の人生に一区切りついた感があった。そして残りの人生をどうしようか色々考えた。もらえる年金は少ないが多少蓄えがあるので、慎ましく生活すればのんびり人生をまっとうできるだろう。しかし自分は今身体も元気だし毎日をだらだら過ごしては勿体なくはないか? かと言って自分にできる事が何かあるのか‥‥?

そして突然ですが結論 !!  私は「 マンガ教室 」を開くことを決心しました!!!

私が他の人にものを教えるなどチャンチャラおかしいと自分でも思うが、そう決めたのだから、やる !! 行動すれば何かが起きる !!!

近日中にポスター兼チラシを当ブログの読者にも見ていただきたいと思っています。お楽しみに。
 田中雅紀   


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観葉植物


我が家には9種類の観葉植物がいる。オリヅルランジャコバサボテンは亡父から受け継いだものだが、その他の7種は私が100円ショップで買ったもの。100円ショップには観葉植物のコーナがあり、私はポット苗を時々買ってかえる。
苗をすぐ鉢に植え替えて世話をするが、腐ったり枯らしてしまうものも多い。今生き残っているものは我が家の環境に合っているのか、かなり丈夫なやつだ。7種類を紹介すると、サスペリア、アレカヤシ、テーブルヤシ、パキラ。後の3種は名前を忘れた。

サンスペリアは葉の模様から別名 ”虎の尾” といい、室内の空気浄化力は観葉植物の中では1番とか。寒さには弱く、冬によく根元を腐らせてしまうが、綺麗な部分を切り取り土に刺しておくと簡単に根付く。結果的にたくさん増やすこともでき強い植物。
アレカヤシは1番古くからいるやつ。100円ショップで買った時は盃大のポットに双葉の苗だったが、10数年たった今では8号鉢で丈が1メートルはあり、株も増えている。私と妻の間では「親分」の名で呼ばれている。テーブルヤシは子分に当たるが、6号鉢に4株一緒に植えてある。現在2本に花が咲いているが、初めて花を見た時は「えーっ、これが花 !? 」とびっくりしたものだ。およそ花らしくない花なのだ。

植物も命ある生き物。犬や猫のペットほどではないが、やはり “家族” の感じはある。 
 ( 田中雅紀 )   

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スローモーション


   新年になり、もう1ヶ月と6日。今年からは「人色々々」をもっと早くブログに送ろうと思っていたのがまた遅れてしまった。

私は仕事を月に4日ほどしかしていない。だから時間を持て余すはずなのだが、次々雑用があったりで結構暇がない。なぜ暇ができないのかと反省すると、まず私がスローモーということか。仕事も遅いし、日常のやること全てがスローモー。身体の不自由なせいもあるが、大方は性格と身に付いたクセ。何をやるにも他の人の2倍は時間がかかる。

昔読んだ筒井康隆氏の短編小説に、超スピードで暮らす男の話があった。男は超スピードで暮らしていたので、周りの人の動きや風景ががスローモーションに見えていた。ある日男は交通事故に遭った。車のタイヤがゆっくりと男の上にのしかかってくる‥‥ という怖い話。

この話と私のスローモーは何の関係もない。早い話「人色々々」を送るのがなぜ遅くなったかという虫人氏への言い訳らしい。ごめんなさい。

雑用と言っては悪いが、来週にはそろそろ確定申告書を書かなくては。苦手だー。
 (田中雅紀・花丸ゆう )   


[虫人の蛇足コメント]

ありがとうございます。ノルマはありませんのでスローにて十分。私は確定申告を一応出しました。寒いのと両方のストレスで今もベストではない感じ。それでも今日の日曜は宝達山中の「針山焼き」の坂田さん主催の”シシ鍋の会”におよばれ。去年は40匹捕獲だが、今年は0。で、肉は造園業の篔さんからの提供でした。虫人


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新年

  皆さま 寒中お見舞い申し上げます!!

年が明け、元日から3ヶ日金沢は良い天気。その後も北陸には珍しい晴れの日が多く、10日現在まだ積雪がない。

初詣には行けなかったがネットのおみくじを引いた。くじは「末吉」。末吉ではあるが「後で良いことがある」と書いてあった。良いことは信じることにして、今年に期待したいと思います。

 皆さまも今年が良い年になられますように!!! 
 (田中雅紀・花丸ゆう )   


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[ 年賀状 ]


毎年70枚ほどの年賀状を私は書く。宛先は友人や親戚など。宛名書きはパソコンの年賀状ソフトを使うが、裏面のイラストやデザインは自分でやる。

今年は11月に母の喪中ハガキを出した。だから年賀状を出さなくていいのですごく楽。喜んだら母には悪いけど。それで改めて思ったのは、 毎年恒例の年賀状書きがいかに負担になっていたかだった。そんなに負担ならやめれば良いと思うのだが、それがなかなかできない。そのなかなかできない「年賀状やめます」の賀状を過去2度もらったことがある。お2人とも元漫画誌の編集者で、退社後も年賀状だけは続いていた方。1人の方は「年賀状はやめますがこれからもお付き合いよろしくお願いします」と書いてあったが、その頃は年賀状だけの付き合いだったので、以後縁が切れた。
「年賀状をやめます」のハガキをもらっても私は不快にはならなかった。ただその方の思い切りのよさが羨ましかった。

多くの人が年賀状がなくなれば良い、と願っていると思う。だがやめられない。私は印刷物の年賀状に申し訳のように一言「お元気ですか?」「ご無沙汰しています」などと書き添えているが、それさえもない年賀状が何通か届く。それは何10年か前に友達だった人や、どういう繋がりかよく解らない親戚だったりで、年賀状をやめても何の差し障りもない人だ。それでもやめられない。なぜ?
以前東京に住む親戚と話をしていて、「お歳暮、お互いにやめようか」との話題になったが、彼は「それをなくしたら親戚でなくなるんじゃないか?」と言った。そうかも知れない。人との付き合いは面倒くさい。その面倒くささが人との付き合いで、それを全部やめることは出来ないはず。

年賀状に一言の書き添えがなくても、もらうだけでまだ生きていることが分かる。誰もが負担に思いながら年賀状をやめられないのは、その繋がりを無くしたくないのだろう。私もまた来年は年賀状を出すはずだ。

みなさま、よいお年をお迎へください!!
 
田中 雅紀     
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老化すること

心の衰え

年を重ね70歳を過ぎると足腰は衰え体力は落ちる。それでも精神年齢は若く、2~30代の若さを保っていると自負していたが、本当はその年代で成長が止まっていたのだと最近わかった。

私の脳はまだそれほど衰えたとは思えない。だが心の方ははっきりと衰えた自覚がある。“心”の衰えを具体的に言うと、意欲とか好奇心とか向上心とかがさっぱりなくなった。
昔はあんなに好きだった本を全く読まなくなった。漫画さえも読まない。自分に関係ない面倒な話はできるだけ避けたい。ラジオで人生相談が始まるとスイッチを切る。日常の避けがたい雑事はあるが、今はできるだけ自分の好きなことだけを選んでやりながら、毎日を気楽に残された人生を生きたいと思う。悠々とした毎日。
でも、これって”心”の衰えでは‥‥‥?

ジジイがジジイに驚く、宮崎 駿

先日NHKテレビでアニメ監督の宮崎 駿さんを採り上げたドキュメンタリーを放送していて面白かった。

3年前、宮さん(番組の中でそう呼ばれている)が長編アニメを引退すると発表した、その1年後からの記録だ。スタジオ・ジブリも人がいなくなり、宮さんも毎日が日曜日状態。1日なんとなく時を過ごし、夜はビールの毎日。やがて宮さんは10分ほどの短編アニメの製作を始める。CG作品に初挑戦するが、これまで手描きアニメにこだわってきた監督は悪戦苦闘する。

余談だが当ブログの主、虫人氏は宮崎 駿さんに少し似ている。白い髪と髭。心臓に持病があると言うのも同じ。

宮さんは75歳だが、免許の書き換えに行った時、そこは年寄りの男ばかりがいて驚いたという話をしていた。自分もこういう年寄りに見えるのかと愕然としたらしい。「ジジイがジジイに驚く」と宮さん。ジジイ仲間の私は笑ってしまった。

まだ先は長い

宮さんの身体はボロボロらしい。それでもまた長編アニメを密かに企画しているようなのだ。制作を始めれば完成までに5年はかかる。それまで生きられるか分からないにしても、仕事をしながら死にたいと宮さんは言っていた。私もフアンとしてぜひ新作を観てみたい。

私の父と母は90歳まで生きた。親に似れば私も90までいけそうだ。まだ20年はある。長い。身体もまずまず元気だし、20年もぼんやり過ごすのは勿体無い気もする。どうしようか?
最近そういう問いが”心”によぎる。

( 田中雅紀 )      


[虫人の蛇足感想]
わかる。何かに挑戦されるのがいいのかも。若い頃”宮さん”同様精いっぱいやったのですから、次はあくまでマイペースで…。
私がアシスタントを買って出たころ、雑誌編集者の希望は毎月一本の連載でしたが、田中さんは体力的に無理で隔月にしてもらった。上げ潮時に波に乗り損ねた感は今も残りますよね。でも十分がんばりました。

石川県の草分け漫画家の一人に小川あきら氏がいる。同人誌「小径(※1)」に彼の不慮の死と若い頃の挿絵画家・西のぼる氏の出会いを題材にして、私が小説を発表したことがある。むろん人物は仮名なので読んだ人は創作だと流しただろうけど、ほぼ事実。

彼の破滅的な最期を思うと、私も田中さんも幸せな晩年と思う。せっかく命を生きさせてもらっているのだから、ありがたく使わせて頂くのがさらなる幸せ。発表の”場”がこのブログでもいいなら新創作なと大歓迎で、このブログのファンも喜ぶとおもいますが…。原稿料は出ないけど、読者も共感者ばかりのいい人達みたいで、気が楽なのが取り柄っすよ。(虫人)


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(※1)▶虫人「小径」表紙画・随想の掲載(イージーライダー澤守氏のHP)へ


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