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卒展セレクション 2017

会期 2017年 3月16日[木]-4月2日[日]
10時-18時 入場無料
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d0329286_10282713.png石川県内のアート、デザイン学校の卒業制作展の中から「金沢アートグミ」の会員が選んだ作品を展示。会社員、デザイナー、OL、アートファンなどさまざまな人で構成されるNPO会員の目で選ばれた作品中からアートグミが最終的に選出した1名に、今後様々なサポートを行う。


金沢に住む”私たち”が次世代のアートシーンを選び育む、という趣旨の展覧会。

出品作家:
出口 鮎美(金沢美大 日本画)、
中新田 絵子(同院修士課程工芸)、
中村 侑依(金大 学校教育学類 美術教育 絵画)、
南部 成美(金城短期大研究生 デザイン・映像)、
西尾 亜衣(金大 学校教育学類 美術教育 彫刻)、
福善 春菜(金城短大部美術科 ファッション・工芸)、
湯本 祐生(金沢美大 彫刻)

一般人の会場での人気投票集計後、今後の長期サポートをする1名を決める。(相談の上個展、カタログ製作、作品預かり等のサポート)

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[虫人のコメント]
展示は終了してます。
駐車場は尾張町通りの武蔵交差点最寄りの入り口から、近江町市場上Pへ。3階が会場ですが、さっさと見てくれば駐車料金はただで済みます。
写真パネルの裸体2点の作品にとても惹かれますが、私は大きな”金魚”みたいなフオルムの木彫工芸作品(中新田さん)に一票入れてきました。完成度が高く、うむを言わせない仕上がりでした。
教室を再現したインスタレーション、こうそのまんまではインパクトがないのですが、会場全体を新鮮にしていて、これがあるとないでは大きな違いでしょうね。
大きく羽ばたく人が育たんことを…。中田虫人むしんど

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スペース滝 nkt@yacht.ocn.ne.jp
925-0005 石川県羽咋市滝町レ99-88  TEL&FAX 0767-23-4401



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[田中雅紀氏の連載マンガ]
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観葉植物


我が家には9種類の観葉植物がいる。オリヅルランジャコバサボテンは亡父から受け継いだものだが、その他の7種は私が100円ショップで買ったもの。100円ショップには観葉植物のコーナがあり、私はポット苗を時々買ってかえる。
苗をすぐ鉢に植え替えて世話をするが、腐ったり枯らしてしまうものも多い。今生き残っているものは我が家の環境に合っているのか、かなり丈夫なやつだ。7種類を紹介すると、サスペリア、アレカヤシ、テーブルヤシ、パキラ。後の3種は名前を忘れた。

サンスペリアは葉の模様から別名 ”虎の尾” といい、室内の空気浄化力は観葉植物の中では1番とか。寒さには弱く、冬によく根元を腐らせてしまうが、綺麗な部分を切り取り土に刺しておくと簡単に根付く。結果的にたくさん増やすこともでき強い植物。
アレカヤシは1番古くからいるやつ。100円ショップで買った時は盃大のポットに双葉の苗だったが、10数年たった今では8号鉢で丈が1メートルはあり、株も増えている。私と妻の間では「親分」の名で呼ばれている。テーブルヤシは子分に当たるが、6号鉢に4株一緒に植えてある。現在2本に花が咲いているが、初めて花を見た時は「えーっ、これが花 !? 」とびっくりしたものだ。およそ花らしくない花なのだ。

植物も命ある生き物。犬や猫のペットほどではないが、やはり “家族” の感じはある。 
 ( 田中雅紀 )   

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美大生になった当初、私は鶴来町から電車で金沢へ通った。

あるとき”武(たけ)さん”と言う和服姿の色黒で丸顔、細身の老人から、古文書を丸めた包みをいただいた。私の家族はまだ越して来て長くはなく、ここ育ちの母からの説明で”タケのじいさん”という名士らしいと知ったが、一体どういうことかさっぱり合点のゆかぬまま、ほどなく一家は鶴来から転出した。だからそれきり彼と会ってはいない。

別の日には大工と名乗る見知らぬ人が来て、新築祝いに贈る油絵を譲ってほしいと頼まれた。サインのない漁港風景の習作を何点か格安で売った。当時の人口は二万人ほどで、美大生やOBは私ぐらいで珍しかったとは思う。
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石川県でもっとも大きい手取川の、白山嶺から平野に出る扇状地の要が鶴来町で、川や町を見下ろす岡に縄文時代の中期集落遺跡があり、となりの「ふれあい昆虫館」につづけて墓地になるが、武さんの碑はその入り口にある。
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ある年の墓参のおり、閑雲と言う名にかすかな記憶があり、もしやと読んでみたら彼の碑だった。

d0329286_06504564.png当時「郷土史家」が美大生の若造なんぞになぜ古文書を託したか…それをを読んで分かる気がした。
今年の夏で私は74歳だが、彼は同年齢で亡くなっており、寄付すべき町立博物館もまだ出来ておらず、独り身の彼は町内でもっとも相応しいと考えた”文人の卵”に遺物を手渡し、3、4年後には世を去った事になる。現代美術を指向しながら能登で独り暮らす今の私を”仙人”呼ばわりした人がいたが、仙人は彼のあだ名だったと碑にある。

今、私は能登の古代史に興味をおぼえ、”郷土史家”みたいに古文書と格闘もするが、おかげで昔美術資料として買いためていた古木版刷りの絵本類を少しは読めるようになって楽しみが増えている。武さんからの物は、半紙に毛筆の証文の切れ端ていどで大した内容ではなかったと記憶するが所在は不明。探せば出てくるかもしれないが、これを含め吾が亡き後は誰に託せばいいものか、ふと気になる時もある。

美大生なんぞと言う者は、当てにはならぬと身をもって知ってるいるから、武さんのようにはとても考えないけれど、さてどうしたものだろうか…。虫人

秋日庵閑雲翁之碑
閑雲翁は明治二十六年十一月一日石川県鶴来町において 父武久兵衛 母みつの次男として生まれ 名を禪定 号を閑雲 自らは鶴城老人と称し 綽名あだなを仙人とも呼んで その居所を秋日庵と名づけた

翁は幼くして俳諧を嗜好 十七の時京都梅黄社花本十一世から 閑雲野鶴の語より俳号閑雲を命名され 大正十一年立机宗匠に列せられた

d0329286_06532687.jpg この頃より翁は 鶴来文化史の研鑽発揚に志を傾け 鶴来保勝会を主宰し 史跡名勝の保存に専ら意を用い 江湖稀な郷土史家と高く評価された 特に卓越した古文書解讀の才能を有した翁は 進んで文人墨客の遺作を世に紹介し 就中なかんずくつるぎ叢書全七輯は 後世不滅の偉業と言えよう
 昭和四十四年八月十三日 惜しまれつつ 七十四才の生涯を ここ舟岡山麓に全うした

     昭和四十五年☐☐拾日 松石山房☐之。



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夜明けとともに目覚めるので朝焼けを見ます。今朝、雲の端の輝きを撮ろうと窓を開けると海鳴りがグオーッと入ってきた。漁師さんは山からの反射音で海沖を知るとおっしゃってましたが、山脈全体が大きく唸っていて、波もない港の中心で音が湧いてる感じでした。
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地図は人類の移動ルートを遺伝子でたどった一部です。この研究は、細胞質にあるミトコンドリアの、ハプログループと呼ばれる短かいDNA箇所で行われるもので、女性にのみ遺伝情報が伝承され、最初アメリカ(先住民)から始められました。なのでアルファベト順でAなのです。
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これとは別の、細胞核内の男性Y染色体DNA・ハプログループ研究では、現人類の旅立ち(10〜20万年前)地点アフリカからABC順に名を付け、名称番号は異なります。

で地図は、アフリカを発ち、3万年ほど前にシベリアに来て、さらにアメリカ大陸に渡ったA(1万5000年以上前)が、新たに染色体突然変異を遺伝子に刻んだA2→A3としてアメリカ大陸で子孫を増やしたことを表してます。

一方、Aの女性の一人が突然変異した染色体ハプログループA4は、子孫が東アジアに広がっています。

その中の一人の女性からA5が枝分かれしますが、これが見られるのは日本(発現率7%)と韓半島だけ。発生は7000年前、縄文期です。

日本人特有DNAはほかにもありますし、大陸の南回りにも重要な流れがあります。日本人に7%しか見られないこれを取り上げたのは、狩野家9代目・養信がこれを持っていたから。分子人類学者の篠田謙一博士が発見した、誰と分かるハプログループA5の人は、今のところ2003年に墓の調査で判明した彼のみ、だそうです。


d0329286_20315804.jpg 先日七尾市美術館での作家・阿部龍太郎さんの講演会は立ち見が出るほどの盛況だったと新聞は伝えました。『等伯』は直木賞受賞作品になり、七尾は等伯の出身地なので今も関心が高いようです。

ご存知のように長谷川等伯は能登から京に上り、信長・秀吉の時代に隆盛の狩野派にライバルとして挑みました。ギンギラの絵も描いてますが、寂とした「松林図屏風」で有名です。が、近づけば運筆は竹筆のカリグラフィーにも似た激しいタッチです。

秀吉から支度金で大判100枚(1億円)規模の仕事を受けたり、300両(3000万円)の裏金献金をだまし取られたりで、あげく息子が死んだのは狩野派の陰謀だと殴り込みをかけ、自身大怪我。一月後は相手方の狩野永徳も急死…と何とも凄まじい。この”動”の時代に対極としての”静”の茶道が生まれた必然も分かる気がするというものです。

宗教では一向宗徒(浄土真宗)が信長と武力対決しますが、これを陰(いん)のエネルギーとすれば同じ鎌倉仏教の日蓮宗はアグレッシブで現実的な陽の力に溢れてみえます。当時この二つも時に敵対しましたが、真宗王国の北陸にあって等伯の養子先・長谷川家は日蓮宗の絵仏師で、画家の出発点でした。


日本人の遠い先祖の或る者は、シベリア・バイカル湖付近にいて夫はマンモスを追い、妻は極寒の雪の中、動物の毛皮で覆ったパオ型住居の中で火と子を守りながら、せっせと骨に絵柄を刻んで装飾を施していたんでしょう。
その子孫のひとりが日本まで来て何世代も経て、有力画家集団の狩野派9代目となり、覇を競った等伯と同門である日蓮宗の、東京の池上本門寺に埋葬されたのでした。

縄文時代といえば、人類史ではまだ日の浅い"血"のA5です。今後も長い時間をかけて広く浸透してゆくのでしょうが、"陽エネルギー連中"の現世に対する生命力はすごいなあ…と”陰エネ”派の私はつくづく思うのです。虫人
(作図は虫人、参考文献「日本人になった祖先たち」篠田謙一著、NHK books等)

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氷見市の古書店に行ったら、テナントの幾つかが店舗内移転で10日に再装オープンとのこと。空戻りをきらって、通ったことない山道に分け入ってから帰りました。ただしウメの写真は以前秋山ドライブでブログにあげたと同じ場所です。
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愛車が変わりました。
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杉野屋と言うところの溜め池沿いです。
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山(ピンクの丸印=杉野屋の溜め池)から滝に戻ると、夕暮れの中堤防にカモメがびっしり300羽弱。明日あたりから低気圧で荒れるんかあ…。
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大工さんが季節風で落ちた古い破風を新品に交換。天井裏に残ってた窓も下見板で囲って工事が終了してました。いいタイミング。
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スペース滝の海側外観は景観にあわせて(土壁+スタイロホーム+防水幕の上に)下見板張りをしています。それでも冬はすきま風が入るので、明かり入れのため残していた窓も完全に塞いでいただきました。虫人

さて翌朝。粉雪が小雨に変わる8時、カモメの姿はなく2羽いたウミウも私のカメラに気づいて飛び立ち…皆いなくなりました。港は凪で、あの騒ぎは何だったのか…そろって天気予知をはずしたかと思いきや、2時間半後は横殴りの雪混りでの波立ち、の繰り返しで凪ぎには鳥達がまた戻ってきました。
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