「エバナタウ」の秘密
出品者のひとり、森本紀久子さん(兵庫県宝塚市在住)の作品「エバナタウ」のエピソードご紹介。

当時、彼女は金沢美大の3年生の身で脚光をあびブレークしていました。重要な賞を取りまくり美術雑誌もこぞってカラーでとりあげました。私はまだ1年生だったかと思います。 エバナタウが 制作されたのは卒業してからのことですが。
今度の展覧会で私は、昨年の心臓バイパス手術の3年前からのタブローと入院中のベッドで描いたデッサンを出品していますが、担当医の渡辺先生は神の手を持つ外科医として知られた方です。実はこのWATANABE先生が「エバナタウ」 という謎のことばの主でした。彼女は当時先生とは面識があり、密かに?憧れていた人だと今になって打ち明けたのです!
電話口で「反対から読むとワタナベになるでしょう」。当画集には多くの"EBANATAW"が収録されています。
わたしの心臓は今や彼女によって「エバナタウの心臓」とよばれており、エバナタウから数十年後の今日、コフネコさんが彼女同様に学生時代から脚光をあびています。金沢美大で何十年にひとり出るかのアーティスト2人を同時にこの会場で展示出来た事はスペース滝の誇りでもあり、浅からぬ縁を感じます。 (虫人)

