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「エバナタウ」の秘密

「エバナタウ」の秘密

出品者のひとり、森本紀久子さん(兵庫県宝塚市在住)の作品「エバナタウ」のエピソードご紹介。

「エバナタウ1(1964年,132×160cm)」森本紀久子
「エバナタウ」の秘密_d0329286_23554477.jpg
 この絵は会場内で閲覧できる彼女の画集および「現代の美術art now(講談社/1972)第10卷」に載っておりますが、スペース滝での展示は近作のインスタレーション等のみで平面作品はありません。

当時、彼女は金沢美大の3年生の身で脚光をあびブレークしていました。重要な賞を取りまくり美術雑誌もこぞってカラーでとりあげました。私はまだ1年生だったかと思います。 エバナタウが 制作されたのは卒業してからのことですが。

  今度の展覧会で私は、昨年の心臓バイパス手術の3年前からのタブローと入院中のベッドで描いたデッサンを出品していますが、担当医の渡辺先生は神の手を持つ外科医として知られた方です。実はこのWATANABE先生が「エバナタウ」 という謎のことばの主でした。彼女は当時先生とは面識があり、密かに?憧れていた人だと今になって打ち明けたのです!

電話口で「反対から読むとワタナベになるでしょう」。当画集には多くの"EBANATAW"が収録されています。

  わたしの心臓は今や彼女によって「エバナタウの心臓」とよばれており、エバナタウから数十年後の今日、コフネコさんが彼女同様に学生時代から脚光をあびています。金沢美大で何十年にひとり出るかのアーティスト2人を同時にこの会場で展示出来た事はスペース滝の誇りでもあり、浅からぬ縁を感じます。 (虫人)

スペース滝

by spaceTAKI | 2011-09-27 23:53