マコモ
その日は海に車が落ち、緊急車やご近所の方が、事故のあったスペース滝裏に集まって騒然としていました。当館内では京都の田村さん達も来られて飾り付けの真っ最中。
私とNonさん夫妻が能登演劇堂で行われた東雲(しののめ)高校の演劇科の公演を見に能登中島まで行ったのですが、そのお礼にと、小道具を担当された地元の瀬戸先生が、マコモを持って来られました。白いハイネックが先生。
早速、居合わせた友人知人の来館者が円座をなす夕食にそえられました。皆さん初めて口にしたという食べ物。「マコモタケ」と言うけれど、竹ではなくイネ科で、栽培もされているらしい。
「中に大根のようなものがあるから、薄切りにして炒めたり生でも食べられる」
と説明されましたが、青山理圭さんが軽くゆでられたみたい。「何かに似てるんだけどなあ…アスパラかあ?」とみんな興味津々でした。ありがとうございます。
日が暮れての居間は中が丸見えだから、暗くして食べようとロウソクていどに明かりを落としていたのですが、コンコンと窓ガラスを叩いたのは警察官。「お騒がせしましたが撤収…」とガラスの向こうで挨拶されているがよく聞き取れないのは二重ガラスのせい。外からはすっかりお見通しだったらしい。
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