銀杏
境内は銀杏の香りがいっぱいでした。
「(崇神)帝は後年、皇子の 大入杵命(おほいりきのみこと)を能登に封じた。同母妹の 渟名城入姫命(ぬなきのいりひめのみこと)は兄の 大入杵命(おほいりきのみこと)が能登に赴くと聞き嘆き哀しんだ。二人は兄妹の間柄以上に心を通わせていた。
渟名城入姫命(ぬなきのいりひめのみこと)は意を決っして帝に兄と共に能登に赴く 赦ゆるしを乞うた。帝は二人が一線を越えた事を知り赦す訳にはいかなかった。しかし、死を覚悟して必死に懇願する姫の情念に打たれ能登に赴く事を赦した。
二人の母、 大海媛(おおあまひめ)は帝の赦しを得て兄妹が能登に赴くと知り今生の別れであると嘆き哀しんだ。
能登に下向する二人は若狭から船に乗り泊りをかさねて古代日本海航路の要衝であった能登の竹津浦(石川県羽咋市滝町 滝港)に着き、能登部(能登比咩神社、能登部神社)の地に居を構えた。」
925-0005 石川県羽咋市滝町レ99-88 TEL&FAX 0767-23-4401