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DoNote :6月コラム 

[ギタリスト・垣田 堂氏のブースページ]

DoNote : 6月コラム


2019年も半分に差し掛かり、時の過ぎる速さを感じている。

さて以前も少し書いたが、ギタープレイに悩む毎日が続いている。
これが思いのほか重症で、半生で4、5回経験している、成長期(僕はこう呼んでいる)を自覚した。
音に冴えがなく、迷っているのは聴いている人にも伝わる。
先日も、知人より「音が響いていない」、「元気が無い」という評を貰った。
ノっている場合、これで機嫌損ねるようなものだが、自分で解っている事、至極納得だ(笑
知人は重ねて原因を尋ねてきたが、これは僕もはっきりした答えを持たない。
先にも書いたが、人生に何度か訪れる、大きい転機のようなものだろう。
世阿弥「風姿花伝」で言うところの、"つまらない"状態であり、つまらないはつまらないなりに、受け入れて進むしかない。
何とも愚痴っぽい文章で申し訳ないが、研究者の息子だ。どうしても、自分の状態を分析したくなってきて、もはやこれは趣味だ。

さてそんな時は、気分転換も功を成さない。
読書にも集中出来ず、自転車も疲れを招来するだけだ。
逃げではなく、数々のリフレッシュ方法を普段試す僕だが、重症時はじたばたしても始まらない。
そう、まさに新たな始まりを迎えるにあたって、じっと我慢の子なのだ。
と、そんな文章を関係者が見たら、呼ばないでおこうと思うかも知れない。
一時的に仕事が無くなっても、こればかりは人生の因果、大いなる流れに身をまかせるのみだ。
そう言えば、最近やけにラジオで「川の流れのように(美空ひばり)」を聴いているのも、タイムリーで苦笑ものだ。
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余談だが、熊が登場する夢を、1週間に2度見た。
興味が湧いて、インターネットで調べると、脅威や大きな壁に立ち向かう、又はそれを避ける、という深層心理が働いているらしい。
信じるかは別として、あながち外れているとも言えないようだ。

この日曜日(6/2)は、町会の仕事があった。
近所の裏山で竹林を清掃する。
長く重い竹を運ぶのは、なかなかに過酷だ。
総勢40名ほどが散らばって作業をしている。
ひとりの年輩者が奥地に進み、僕はサポートに、と追いかける。
集団からはなれると、途端に自然の空気になり、それこそ熊が出そうだ(実際出ている場所だ)。
身近にも、恐怖がゴロゴロしている、と感じた、6月のある日だった。

ps
知らない番号から電話があり、調べると、福祉関係の会社だった。
演奏の依頼か、否か、吉と出るか、凶と出るか(失礼)。
まだ、こちらから連絡はしていない。

【垣田 堂 オフィシャル・サイト】
http://do-kakita.cu-tablet.com/

【ラジオ】「ギタリスト 垣田 堂のカキタイムズ」エフエムとなみ(76.9MHz)にて
 ■本放送:毎月第1、3火曜日10:30
 □再放送:同週水曜日13:30、木曜日19:00
 ☆インターネットラジオが便利です。
http://www.fmtonami.jp
垣田 堂:ギタリスト。
 1978年、アメリカ・ニュージャージー州生。金沢市在住。
 ニューヨーク、スペイン・バルセロナでの演奏活動を経て、現在は北陸を拠点にする。


by spaceTAKI | 2019-06-04 21:28 | ☆垣田堂ブースページ | Comments(0)