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世界最古とはすごい 

世界最古!すごい。 

世界最古の漆塗りクシが出た所


令和元年8月2日
私、今日から76歳。8年ほど余計に生きてる感じで、やっぱ「おめでとう!」なのかな。

現在実験中の新作は光を使う。レザー光LED使用の適当な器械が複数欲しくて、昨日は近隣のホームセンターのはしごをした。なんとか手に入れたので、気になっていた遺跡をついでに見に行った。七尾市田鶴浜町にある「三引遺跡」である。世界最古級の漆塗りの櫛が出ている。能登はつくづくすごい所だと思う。
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 我が家の近くを「のと里山海道」という自動車道が通るが、これとジャンクションで結んで能越自動車道が造られ、工事中、七尾西湾近くでこの遺跡が出た。
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三引遺跡の概要


4貝塚を確認、最終の第6次調査は平成11年に行われた。低湿地性貝塚でサルボウ、ハイガイ、カキ、アサリ、シジミなど、東西約30m、南北約1~6mと石川県最大。シカやイルカ、タイ類の骨、種子などの自然物、土器や石錘も大量に出、櫂や人骨もあった。

輪島漆芸美術館長らによって、櫛は今から8000年前ごろのもので、同時期の中国の漆器よりも高度とされた。2層の生漆層と4層のベンガラ(鉄分の赤色)漆塗り仕上げである。

 縄文時代早期末葉から前期の「初源期」であり,福井県の鳥浜貝塚遺跡の櫛よりも1500年は古い。
鳥浜貝塚の漆塗櫛は大きなU字型の突起を左右に有し9本の歯をもつ刻歯式竪櫛で,これも総赤色漆3層に塗られていた。

七尾湾の最奥の入江


写真は三引遺跡隣接の交差点の周辺を撮ったもので、角に説明の看板が立つ。
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遺跡は高架の自動車道下4メートル以上の深い地下と思われ、当時はこの近くまで水面が寄せていた湿地らしい。
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以後、今見る村落にまで繋がる遺跡でもあろうか。
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こんな古い時代の縄文漆文化が、この小さな山裾の入江にあるのは本当に意外だが、能登の語源であろうNOTOの、[TO]を高音アクセントで表現するアイヌ語の「凪、良い海」=”潟湖のような静かな海”説を彷彿とさせる環境ではある。このころの七尾市街あたりは海の底で、その広い古い七尾湾そのものが古語の「ノト⤴︎」と発音したそれだったであったろうかと想像させる遺跡の一つ、として私にはとても興味深い。

また、石川県特有の縄文・巨木列柱文化や、後の「能登姫(杣山の姫)」能登二宮(=やふねくくのちのみこと)、さらには隣接の桜町遺跡(富山県)に見る高度な縄文木造建築技術に繋がる”木の文化”の先駆け象徴としての漆文化にも思えて、興味は尽きない。

現在の海は1キロほど北で、国道にぶつかる所に能登名物「竹内のみそまんじゅう」本社工場がある。小松高校の同窓会で、ここのおかみさんが皆にこれを配ったので、彼女が能登に嫁いだことを知った。
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 帰り、看板横に「赤蔵山へ」と矢印があるのに惹かれて山道に入り込んだが、失敗だった。
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狭くてややこしい轍(わだち)の跡を辿ったが、フロントガラスに覆いかぶさってくる栗のイガ枝を折ったりして進む他なかった。いつかは開けた所に出るはず、と慎重にゆっくり運転。老人の運転ミス事故ニュースが時折頭をよぎる。で、下りた所が「安津見(あずみ)」集落というのだから、ホンに能登は面白い。

安曇(あずみ)族はもと九州あたりの海洋民族と言われ、長野県の安曇野が有名だが、能登奥地にも名が遺る。こちらは半島を横切った外海側で、時代もぐんと新しく、せいぜい弥生後期という処だろうと思う。文字が異なり「安津見(=湊を見るが安し)」と書くが、語源はこちらの方かもしれない、と思ったりする。 
(中田むしんど)
▶️ 縄文語「みびき(三引)」のアイヌ語

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