天才ジャズ少女歌手:Angelina
中田むしんど Mushind N.(Blog mgr.)
アンジェリーナ(Angelina Jordan)という女性歌手の歌唱力に思いをめぐらせている。
アミーラよりやや若いが、同じタレント発掘番組のノルウエー版で8歳の時チャンピオンになった娘である。音楽の話だから聴いてから読んでいただければ話が通じやすいと思うけれど、有名人なのでご存知かもしれず、このまま話を進めるのをお許し願いたい。(Youtubeリンクを末尾に掲載)

ジャンルはジャズ。初めどこの国なのかわからず、英語圏ではないと分かるのだけど、彼女の歌う英語が完璧で、わずか8歳の子供が大人顔負けで難しいジャズの抑揚を当然のごとく心を載せてこなすのを聴いていると、私は放映映像に騙されているのではないかと思ったほどだ。事実なら、この子はきっと誰か過去の歌人の生まれ変わりではないかと本気で考え込んでしまった。(しばらくはアメリカにいたという。素足にご注目)
何曲か聴きまわっているうち、お祖父さんが日本人だったと知った時、狐につままれた夢から覚めて現実に戻された思いがした。
今回ページのタイトル写真にある英文は別の方の掲載面から借りたもので、「アンジェリーナ・ジョーダンがチャンピオン大会=アメリカズ・ゴット・タレントで、エルトン・ジョンの”黄色のレンガ道よさようなら(邦題「黄昏のレンガ道」)”を歌う」とある。
私にはこれがまた少々ショックだった。というのは、最近の私はジャズピアノ演奏にはまっていて、様にならないことを承知ながら毎日のように弾き続けたら少しは形になってきた気がしてきて、とうとう「音映(おとかげ)」作品に(イメージが合わないと承知の上で)ジャズやクラブ・ダンスというリズミックなビート音を試してしまっていたからだ。

録音翌日、たまたまのお盆の客人から「ジャズですね」と評価されたりして悪い気がしなかったのだけれど、この演奏とセンスを学んだのが、タイトルにあるエルトン・ジョンがインタビューとコラボをしている動画のダイアナ・クラール(diana krall)のピアノだったという経緯があった、という理由からだった。
広い世界には、とんでもない技量のアーティストたちがいて、感動や刺激を与えてくれるのだが、そんな偶然の出合いが生涯の生き方を決めてしまうこともある。彼女ら天才ではなくとも、私のようにアートとの出合いゆえに、豊かな人生だったと言える大勢の方々がいるはずである。遅咲きだったというエルトン・ジョンの音楽への愛をその歌唱の中に想えば、それへの愛と持続こそが力なのだと、改めて思うというものではないか。 中田虫人
▶️ [Angelina Jordan;8歳。"Fly me to the moon" on The View]へ
▶️ [Angelina Jordan;エルトン・ジョンの"Goodbye Yellow Brick Road" ]へ
▶️ [Diana Krall;エルトン・ジョンのダイアナにインタビューと歌唱]へ
(追記、お詫び:通算ナンバーが前回とダブりましたが、修正が面倒なのでこのままで続けます。)