幻に会った「歯車」

やっと暖かくなって参りました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
演奏も、延期や中止が続く今日この頃、読書に勤しむ。
井上靖「氷壁」を買い直し読了。山をテーマに、男女のトレンディドラマのような話が絡む。
ほかに、オイゲン・ヘリゲル著「日本の弓術」、カレル・チャペックの戯曲「白い病」を読む。
翻訳ものは、どれが良いのか判らない。
余談だが、僕は小説なら新潮文庫、随筆や学問系は岩波文庫で読む事が多い。
「寺田寅彦随筆集一~五」を人から貰い、読み始める。
巻末のカタログを見て、芥川龍之介をほぼ知らない事に気付く。
彼(芥川)が名だたる文豪仲間も絶賛したという不思議な話、「歯車」は必読かも知れない。
だいぶ前にテレビで見たのは、未完の「人を殺したかしら」という作品を執筆中、芥川が外から戻ると、もう一人が書斎におり、原稿を眺めていたという話。
その後、芥川は原稿を棄てるのだが、翌日綺麗になって卓に置かれていたそうだ。そこで、知り合いのタクシー運転手が、夜中にカキタから会釈された話を思い出す。
その時刻、僕は自宅にいた。
また別の知人から、石引(金沢の地名)にいたか、とか、あるいはヤマカン(山側環状道路)の歩道、自転車で走ってた?
など、エピソードには事欠かない。
このご時世に、なかなかワクワクする話だ。
追記
スマホにある写真を見返す。
去年のクリスマス、歌手の伴奏を終えて撮った一枚。
向こうは、流石プロ、といった完璧な立ち姿。
反対に僕は足先が定まらず、印象も薄い。
なるほど、こういうところに経験が出るのだ。
追記2
DoNoteを書いた翌日、「歯車(岩波文庫)」を求める
。実体験が元になっであろう一作。
天才の最期の季節はあまりにドラマチックで、読み手は引き込まれる。
当時の東京にタイムスリップする雰囲気も味わえます。
【垣田 堂 オフィシャル・サイト】▶️http://do-kakita.cu-tablet.com/
【ラジオ】「ギタリスト 垣田 堂のカキタイムズ」エフエムとなみ(76.9MHz)にて
■本放送:毎月第1、3火曜日10:30
□再放送:同週水曜日13:30、木曜日19:00
☆インターネットラジオが便利です。▶️http://www.fmtonami.jp
垣田 堂:ギタリスト。
1978年、アメリカ・ニュージャージー州生。金沢市在住。
ニューヨーク、スペイン・バルセロナでの演奏活動を経て、現在は北陸を拠点にする。
▶️ 朗読、芥川龍之介「歯車」へ
スペース滝 925-0005 石県羽咋市滝町レ99-88

