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大河「べらぼう」金々先生 黄表紙 

2025年2月28日(金)
中田虫人 Mushind N.

画期的な絵本「金々先生栄花の夢」


 今時は時代劇の人気がなく、江戸の出版屋・蔦十(蔦屋重三郎)もポピュラーではないでしょう。NHK大河ドラマ「べらぼう」はそんな彼を主人公にしてます。私はそのオタクなジャンルのファンなので面白く観ているのですが。

 先の日曜放送分には、主人公が「金々先生栄花の夢」を手にする場面がありました。昨日は作者の恋川春町も登場し、武士の仕事にあらずという場面も。江戸中期の評判の”絵本”。画期的出版物の一つで、下の写真の赤本、黒本、青本、は女性や子供向きの絵入り本ですが「金々先生栄花の夢」は初の大人向き絵本で、表紙が黄色だったので「黄表紙」と呼ばれました。これら草双紙(くさぞうし)ジャンルに多大な影響を与えました。ハガキよりやや大きい手のひらサイズ。
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分かりいい解説のサイトリンク: ▶️かしまし歴史チャンネル

で、手持ちの大正期の解説書から「金々先生栄花の夢」を簡略転載します。:

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■田舎もんが江戸での優雅な暮らしを夢見てやってきた。
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■目黒のお不動さんに成就祈願した後、粟餅屋で出来上がるを待って一服。
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■後継者のない金持ちが、お告げにより迎えにきた。で、なんとカゴにて江戸入り。
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■主人は隠居し、当人は付き人にそそのかされるまま吉原通い。
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■人気取りに小判をばら撒き。(↑上のカタカナは”あのさ言葉”に似た吉原の隠語表現で、これに腹を立て)
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■飽きて格下の深川の”辰巳の里”へ。
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■雪降れば”加賀蓑”姿。(こんなところで加賀藩との繋がりが!)
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■騙され落ちぶれ、品川宿場へ。ついに主人カンカン。元の姿で放り出されます。
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■気がつけば「粟餅できましたよ」との声。「我夢にて栄花極め30年。人間一生の楽しみもわずかに粟餅一臼(うす)の内のようだ」と悟りましたとさ。
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スペース滝

by spaceTAKI | 2025-02-28 20:19 | ■文筆