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上水道のメーター、水漏れ止まる!!
原因は温水器だった


2019年1月11日(金)
 去年からの懸案、水道水の垂れ流しが解決しました。原因は温水器のバルブ故障。今日、設備やさんのMさんが部品を取り替え、明日からはお湯が使える。
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メーターから家の基礎までを掘り起こし、あとは室内を掘り起こすことになりはしないか、その時は台所ごと取り換えてしまおうと思ってましたが大過なく終了。バルブは微妙なので、セット部分の下器具も替えて高くつきましたが、一安心。
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 今日のニュースではここから金沢へ行く途中の津幡町で火災があり、お婆さんが外出中にお爺さんが亡くなったとのこと。さもありなんと電化住宅にし、火の気のない独居老人を目指した私でしたが、温水器の設置がその条件でした。今は夜間電気料金も値上がりで、メリットがあるのかないのか怪しいですが、まさか機械の心臓部の取り替えで高額出費とは…。

 水道のメーターが四六時中回り続けていた仕組みはこうです。
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故障箇所はてっぺんですが、ここが開けっ放しですからジャンジャン水が入ってくる。するとタンクは慌ててドレンから排水し続けてバランスを図り、下水道に放出してたわけ。もう少し利口なコンピュータなら「私、故障です!早めに修理を」なんておしゃべりしても良さそうなのに、ダメじゃん。 中田虫人

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[虫人・アーカイブ(2)]
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[昭和60(1985)年4月17日付・北陸中日新聞夕刊]掲載から

金沢市街の露天風呂


 マイカーに追われて火の車を走らせるのが国鉄なら、家庭風呂に押されて沈みがちは公衆浴場である。そこで手っ取り早い客集めにと温泉の掘り当て競争が起こる。などという素人考えは休むに似たりなのだと反省した。

 このところ街のあちこちで目につく○○温泉と言う名の浴場は「温泉」という言葉のあいまいさ原因らしい。以前は25度を境に鉱泉と呼んでいたものも1リットルに1グラムの溶解物があれば今では温泉と名乗れるそうだ。

 さて、金沢市街地にある銭湯の敷地に温泉がわいて、庭に露天風呂があるという。ならば男女混浴に違いないと考えたのは友人で、私の方は工事現場の湯だまりに首だけ出している自分を想像するぐらいしかできない。白山山中の露天風呂に入り、頭上に
雷と雨を受けたのが何とも気持ちよかった、という若かりしころの友人の話も、市街地というのでは結びつけようもない。そこでとにかく行ってみることにした
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 満開近い桜には気の毒だったが、その夜はおあつらえ向きに雨降りになった。市内暁町543、兼六温泉という。昨年の12月に45度近い自噴泉を掘り当てるまでは、あやめ湯という名の公衆浴場だった。水源が22度と温かかったことから、おじいちゃんの温泉掘りの夢が始まったという話だ。

 露天風呂は男女の湯を隔てる中庭にあった。元は子供用の屋外プールだったので、座って肩が沈むほどに浅いがかなり広い。板塀の向こうは同じ造りの女性用の露天風呂らしい。雨脚が水面をたたく。加熱なしだから外に出るのは肌寒い。照明に浮かぶ梅の木や明々した浴槽の窓を、薄すら茶色のぬるま湯につかって眺めていると、置物のヒキガエルにでもなった心地がして、そいつと首を並べていた。(以下略)  絵と文 中田虫人

温泉はヤダ!の山中の「鉱泉」

 記事の兼六温泉は健在で、今は宿泊もできるらしいです。
さて、私の神経痛には山向こう山中の「床鍋鉱泉」が効くのです。以前に分析表をブログに掲載したように、実はこの湯、温泉を名乗る資格があります。地元客は、温泉を名乗ると何かと金銭的にも物入りなので、敢えて昔のままにしていると聞いていると話してくれました。
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 平野部と違い、山からの湧き水は有効成分が濃厚かも知れません。歴史も古く、名も知られていてたたずまいは昭和の面影のままなので、寅さんとひょっこり出会ってもおかしくない雰囲気です。
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 私が隣県から来ていることを知ると、地元の方から「ありがとう」と挨拶されたことが何度かありました。狭い谷間の一軒家で、隣家もないのですが、近隣の村の方々からは心底愛されているなとつくづく思います。
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 500円なのでガソリン代を加えても安い方でしょう。過疎化の進む中、いつまでも続けばいいと思うのは私も同じです。


 私の祖父夫妻が、湯治湯に行った話を聞いたことがあるのですが、何日も泊まりがけで台所での自炊生活をしたものらしい。さぞ命が延びたことでしょう、80,90という天寿を全うしています。私の方は自然湯ならぬ薬漬けで人工延命している塩梅ですから、長寿といってもどこか引け目があります。
 今冬とうとう年が明けて、また一つ歳をとった格好ですが、せっかくの延命だから、できれば意味のあるものにしたいとは常々思ってはいるのですけれど…さてさて。虫人

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あけましておめでとうございます。

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2019年1月1日(火)
 暮に降り出した雪も大したことはなく、元旦の朝は初日の出が部屋の奥まで差して思わずカメラを向けました。
 荒れていた海も今朝は穏やか。今季初めてウを見ました。一羽だったので一句浮かびました。

鵜一つ 背伸びの影や 初日の出 (虫人)
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 しばしおいて、4羽に。師走の気多大社神事「鵜様道中」はウの捕獲ができず中止の年が続きましたが、今季は無事にすんだようです。
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 年末はニューヨークから帰郷した美術家の東間章記(あきのり)氏が数年ぶりにスペース滝に来られました。雪雷の実験研究に参加して、落雷を作品化するための帰省で、昨年は仕事の都合で実家にも顔を出さずのトンボ帰りだったという。今年はゆとりがあるらしい。
 
現代音楽家の島田英明氏がピアノでの音源録りで2度来られました。
以前、若手のアスナ・アラシ氏(金沢市)とスペース滝で共演されたことがありますが、アスナ氏は最近ヨーロッパでの100個のシンセサイザー演奏が現地の新聞報道され、各地の美術館からの演奏依頼でスケジュールが混み、健康が心配という話をされていました。

は今のところ元気で、このままなら何とか冬を越せるでしょう。
珍しくお雑煮を食べ、鏡餅も飾りましたが、相変わらず古書籍の補修と整理に明け暮れています。 中田虫人
 
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「玉の井」の袖リボン 

リボンは”北斎”からかも 


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 暮の忙しい時期、私は部屋中散らかして相変わらず製本屋さんみたいなことをやってます。表紙が取れたから不要になったと言って、無料でいただいた辞典がボロボロになり始め、改めてハード本仕立て表紙を作りました。

苦心の仕上げは表の印刷。凹凸のある紙に、プリンターの頭脳をなんとか騙して無理に通しました。やや汚れたけど成功!背表紙のかがしのマークにご注目。Musind e NAKATA蔵、と印刷に入れてます。 ここ2、3日の努力が報われました。


 あれこれ古書の手入れをやってたら、疑問の答えらしきを発見しました。ブログ「奇祭うさま道中」の記事で「玉の井」という話の中、古代の神様が勾玉の他に腕にリボンを下げているイラストが何なのか?マークでした。その表紙を再掲載します。

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次にあげるのは、北斎の『和漢絵本魁(さきがけ)』(天保6年)という木版古書の絵です。この絵の修行僧が似たようなネックレスと上腕の布飾りをしていました。北斎は「仏師仏画が用いるところを省き 人間の骨格によって形を描く」と添え書きしています。要するに彼流のリアリズムだと言っています。
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「玉の井」の作者はここの二飾りを神様の衣装の上に乗っけたのでしょう。昔は絵は手本を見て描くものでしたから。


挿絵画家の西のぼる氏から聞いた話。彼は和漢の時代物の小説が専門。ただ、どんな物か調べても知れない物を、想像で描かざるを得ないこともあった。で、小説の作者にそんな悩みを打ち明けたら「それでいいんです。それが後世の手本になって行くでしょう」と言われたそう。うーん、考えようではとんでもない深い話ですよねえ。 中田虫人


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洗い綴じ 
「ちゑのいとぐち」 

12月13日(木)
 寒くなりました。もう師走も半ばですから、むしろ暖かい方かもしれませんが。

ブログが滞り、また入院でもしたかと思われてもいけないので近況報告です。 
今月、水道の水漏れがあるのではないか、とメーター読みのおばさんに言われ、今日業者さんがパイプの点検を始めました。メータの埋設箇所から地面を掘り起こして、今のところは家の中で漏れているとの結論に。多分、台所あたりかも。

 10日から、氷見市の「加能屋古書店」による特売が「PLAFA」の催事場で始まって、500円の古書を4冊買ったのですが、写真には値の張る”卍老人”とその解説書(右上)の2冊が入ってしまいました。
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 中でも「ちゑのいとぐち」が大変気に入って、時間をかけて”洗い”と”綴り直し”題箋づくりをしました。写真は仕上がってからのものですが、内容は子供のためのひらがな手ほどきです。
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変体仮名が使われていた頃なので、私にうってつけ。ページをばらして洗い張りなどなどしながら読んでいるうちに、すっかり”江戸かな”が読めるようになっちゃいました(但し刷り物)。
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で、同時に買った「紫式部日記」も”女文字”=ひらかなですから結構読めるのですが、さすが古文ですからスイスイ意味まで理解するには力不足。でも読み始めるとつい時間を忘れてしまいます。

「地理小学」「蒙訓窮理図觧」(福沢諭吉の纂しゅう)も題名の付箋が無くなってましたから、扉などから複製してプリントし、薄コーヒーで古びもつけて貼り付けました。「題箋は2018年作成」と入れてます。当時は漢字にはルビをふるのが普通ですから、これもスラスラ読めるように。で、このひらかな入門書には、持ち主だった子供たちの住所氏名が書かれてました。
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いたずらで、墨であちこち塗りつぶしてたりしてるのですが、ペンや鉛筆でなく筆扱いは難しかったでしょう。写真では余白に「おおおとこ」を模写した落書きが。持ち主が身近に思えて、色々想像してしまいます。あれこれ楽しみましたから、一冊500円は安い買い物でしたねえ。 中田虫人

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虫人イラスト展から 
並べすぎたかな 
11月16日(金)

  遅ればせながら、先日終えた私のイラスト展示コーナーから3点紹介。

 石川県から富山県に抜けた所で縄文遺跡(=桜町遺跡)が発見され、考古学上の常識を覆す木組みの建築木材が発見された大ニュースの特集で描いた新聞の見開きイラストの部分です。
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展示のファイルブックが多すぎてじっくり見る気を削いでしまったとの感想もありましたが、展示はほんの一部で随筆やルポの挿絵原画などほとんどはお蔵入りのままです。(掲載はどれも部分)。
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上の似顔、山出保・前金沢市長は21美をつくった方。加賀百万石の真の伝統的文化精神は時の先端を取り込む姿勢、との卓見をお持ちでしたね。
下、高度成長でインフラが進む時代、能登島にも二本の橋が架かりました。
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パソコン後はデータ保存ですから、展示の原画などすべては手描き時代のもの。図表、ロゴ、マーク、法廷スケッチ、カット類、絵入り随想等々…やっぱり欲張りすぎたかな。 中田虫人なかたむしんど

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たのんまっせ老体 
秋色の輝き 
11月13日(日)
 ブログご無沙汰しました。11日の展示が終了、久しぶりに肩の荷をお下ろし、今日は何日かぶりに室内に掃除機をかけました。

展示日の午後は針山の野外パーティーへとやや強行スケジュールだったので、そこで発作を起こしてしまい、皆さんに心配やら気まずさを残してしまい、誠に申し訳ありませんでした。
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8年前の心臓バイパスに続いて2回お腹にメスを入れたせいでしょう、私は喋りすぎると突然呼吸困難になる発作がでるようになってしまいました。
 針山では久々、同じ一ノ宮地区にお住いの高校の美術教師瀬戸先生にお会いしたのですが、私の展示コーナーを見に行くよう松本氏に促され見てくださったというので、気を良くした私が喋りすぎたのです。
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疲れが蓄積してたせいか発作を2回も起こしたのはこの日が初めてで、横隔膜の痙攣らしきまで伴ったのには参りました。土手の草に腰をおろして十数分ほどのち、車の中でも休んだ後はなんとか無事帰りましたが…。
 
先生とはFRPでの制作技術の話で盛り上がり、技を伝授してくださるとの約束が出来ました。がさて、私のやる気に私の肉体は応えてくれるのでしょうか?ちょっと心配。
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  この日、山道は秋色。木々は冬の衰え直前の華やかな輝きを見せて、その鮮やかさがいじらしい。あやかって、老いの華咲かせんと、私めも密かに作品構想を始めているところです。めげずにやりた〜い!のであります、ご理解のほどを。 中田虫人

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富山へ遠出
空振りもなんのその


10月23日(火)
 土曜は好天気で、富山路を走りました。
気候のせいか体調が良く、夢にまで作品制作中の自分が出てきたりし、実際、芸痒らしきもフツフツしだして、夏の音楽会以来手付かずだった展示会場をアトリエに戻すべく片付けだした処。整理品に古い新聞切り抜きのコピーが出てきて、記事の場所へ急なドライブをしました。

ネットで情報確認をしたつもりが、たどり着いて見ると「個人美術館」ではなく美容室でしかも休店日。
射水郡小杉町の南郊外の新興商店街の一角で、地元の農家の老田隆さんがコレクションした大型現代美術を展示すべく建築した、という話。私がスペース滝を開設した10年ほど前の記事でやむをえないですが、横尾忠則氏の100号作品やカナダ人の大作を展示予定とあったのですが、ガラス越しに覗いた店内はそんな雰囲気ではないし思ったよりこじんまりした建物でした。

 近所のケーキ店ニュー・モンブランで聞くと、開店時には展示があったらしい以上のことは聞けませんでした、残念。
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コーヒーとケーキを腹にしたコーナーでは、小品展開催中で、作者のお嬢さんらも喫茶中。聞けば「トールアート」というジャンルだそう。トールは仏語のブリキからきていて、アメリカでは40年ほど前に“デコラティブペインティング”とも呼ばれ、アンティークなモチーフを再生するのが特徴らしい。
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もっとも居合わせたお嬢さんは「トールは板絵のことで、アクリルで描き、お手本があります」という気負わない返答で、記載解説知識は後日のネット検索情報です。
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かつてアフリカの民俗彫刻やルソーのプリミティブ絵画、浮世絵の画法などが当時の現代美術に取り込まれた西洋美術の歴史があります。それぞれのジャンルはダイナミックに関わりを持ちえるものでもありますし、アーティスト自身の認識いかんに関わる"インテリ・センス(?)"次第とも言えるでしょう。
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 今日、趣味は多様化して様々な楽しみ方がありますが「現代美術」に限れば、創造のチャンスも才能もそうゴロゴロしてない厳しい世界と身につまされますけど、フツフツやる気が沸けばそれがなんであれ制作があるのみ。
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まずは仕事場中央に居座る邪魔なグランドピアノを一段高い居間に戻してからのスペース確保ですが…これがとりあえずの課題です。 中田虫人

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ちょっと撮れないタイミングかも 
ウミネコは二重まぶた?


10月17日(火)
 今朝の水揚げ作業は早々と終了。聞けば、昨日同様サゴシだそう。で、ウミネコのいい写真をご披露します。脚、細〜っ。まぶたが二皮目に見えますよ?! (いや、鳥のまぶたは皆こんなのかなあ)
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 明日はお客様が見える予定ですが、展示場の飾り付けがはかどりません。
過去のイラストの仕事を展示に加えました。
新作の構想をも練ってみてますが、まだ先の話になりそうですので。
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最近「北斎漫画」の初編を手に入れました。題箋にも「初編」とは書いてませんので、はじめはシリーズ化の意図はなかったようです。いつか、他の古絵本含めての展示コーナーを設けたいとの夢もありますが、夢ばかりで体力がついていきませんねえ…(明日のお客様には直にお見せしたいですが) やる事いっぱい! 一人暮らしの辛いところです。 中田虫人
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Gart ジュニア
大杉ミュージカル’18

9月7日
台風や地震被害のお見舞い申し上げます。 

台風21号は、滝町も屋根瓦被害を出しました。スペース滝は古い雨樋が落下破損したくらいでほぼ無傷でした。6日の北海道の地震は自然災害とはいえ目を覆いたくなる惨状で言葉もありません。


 ところで先月後半、大杉ミュージカル・シアターのガートさんがスペース滝に寄ってくれました。今年秋の演目チラシです。
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以前に娘さんと来られたことがありますが今回は息子さんと。高校生ですが、中学時代は野球をやってると聞いてます。「Gart」という名はこれで3代は続いてるはずです。先代は天文学者だったかも。アイルランド系の米国籍というので英語の話題になりました。
ちなみにスペース滝の化粧室前にある、麦藁帽子に蝶がとまっているモノクロ写真作品は幼少時のジュニアを小松市の林さんが鶴来町の昆虫館で撮られたものです。
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 私は「私」という意味の日本語がいくつくらいあるか数えてみたことがあって、40以上は見つけました。おいどん、わらわ等、知っていても使わないものも含めてですが、英語だとIとmeの他は知りません。で、英語の方言で何かあるかを話題にしました。
 映画「マイフェア・レディー」のクイーンズ・イングリッシュを理想型だとして、英米豪の英語圏などでも、発音の違いや俗語訛りの違いはあるけれども、基本はIとme以外の表現はなさそうという話に。
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陶造形家のキム先生にうかがった時は、朝鮮語は格による名詞自体の変化形はあるものの「私」単独ではヴァリエーションがないような話でした。

中国は多民族国家ですから、それをも数えれば多くあるでしょうが、例えば漢民族、漢字のみで数えて単数一人称が40個を越すとは思えません。なぜなら日本語中に、私・我・我輩・俺・小生・拙者・朕などの一人称漢語をすでに含んでいて、それ以外の表現もあるのが日本語だからです。

つまり一口でいえば、日本語は、日本民族と同じく”雑種”なのだから色んな表現が取り入れられたり併用してきた結果なのだと言える、かと思います。

近年は遺伝子研究が進み、日本人がどんな経緯で今に至ったかがいずれ判る日もあるでしょうが、日本語の成り立ちもこれからは新しい観点で論じられることだろうと思っています。 中田虫人

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