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受賞決定おめでとうございます

角永和夫、渋谷利雄両氏に石川テレビ賞

4月13日
 今朝の新聞に「受賞」が大きく掲載されました。ご両人とも何度かスペース滝に来られたり、作品展示に協力いただいたりしてますので、私も受賞は嬉しい!

d0329286_13155825.jpg 特に写真家の渋谷さんはこれまでの活動が評価され、報われたかもと想像します。先に当館に顔を見せられた時、写真界やこれまでの歩みに話が向いて、何気なくおっしゃったことが私の心にひっかかってました。

「今までやってきたのは何だったかなあ…」

と、ポツリ。ペースメーカーを埋めた体で81歳になり体力気力も落ちたのかもしれないけど、タフで行動的な彼らしくない言葉でした。

 今でこそ誰もがインスタ映えを楽しむ時代ですが、彼がカメラ一筋に生きるためには、ほかの多くの物を犠牲にしなくてはならなかった。写真表現に求められるものも今は違う。地元紙がらみでは嫌な思いもしたが、新聞業界やメディア自体のありようも変革の中にあります。ネットとは無縁の世代、思うに任せぬ晩年だと感じておられたかもしれません。私にもどうにも成らぬ話でしたから、今回の受賞は特にうれしい。
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△写真:2013年夏、スペース滝の展覧会会場裏で名刺交換する写真家の渋谷利雄氏(手前)と、現代美術家の角永和夫氏(右)。

d0329286_13494878.jpg 角永和夫氏は、それにもまして仕事にエネルギーを注いで来られたし、結果も出して来してこられたのだから受賞は当然。として、先の電話で

「石川県美術館へ顔を出して名乗ったけど、誰も名を知らなかったよ」

と笑いながら言ってました。金沢21美の対応とはえらい違いで、これが今日の日本美術界の現状。

 地方の公立美術館がローカルな作家の肩を持つのは仕方ないとして、公金に見合うものなのか、あるいは”宝庫”といえるほどの経済価値を持つコレクションをしているかと問えば、現代の美術に限れば、せいぜいローカル資料の意味ていどで、時代とともに見向きもされない持ち腐れこレクションに成るかと危惧されます。
 時代を越えて遺すべきものと、忘れ去られていいものとの見極めが、学芸員に求められる資質であると思うし、米国のように、公立美術館がコレクションを売った資金でより価値あるものに買い替え得る柔軟性も必要ではないかとも思います。それには国際的視野を見据えた広い見識がいるわけですけれど、現状はどこかちぐはぐで、的を得ていない気がしています。 中田虫人

スペース滝
925-0005 石県羽咋市滝町レ99-88 TEL&FAX 0767-23-4401
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催事のお知らせ 

能美市の催事
「手づくりの達人市」


4月11日
 先の日曜日、”限界集落”針山の陶芸家坂田さんの作品が常設されている集会場で鍋の会があり、私は初めて鹿の肉を食べました。
 石川県の最南、加賀市産とか。隣接の福井県では鹿が増え過ぎて困っているが、石川県側ではトランプ大統領みたいに、南からの侵入を防ぐヘンスをもうけようとした。福井県側が反対し、鹿は石川県にもやって来て、ついには私の口にまで入った、ということらしい。
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舌触りはややなめらかで、牛タンに似てましたが味は普通で固いかんじでした。
ハノキ」と言う漬け物も初めていただきました。多分「葉の木」なんでしょう。木の葉の保存食で、こちらはご飯といただけばさぞおいしかろう、濃い味付けの伝統食。同名のお祭りがあるとうかがいました。

 仲間のひとり奥村さんが、間もなく開催される「手づくりの達人市」(石川県能美市)に、柿シブを使った帽子などを出品されるという。(写真手前左が奥村さん、右後ろで楽器ニコを弾くのが坂田さん)
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 第5回とあり参加者も多数の定着した催事になってますが、ここは九谷の里でして、五月のゴールデンウィークは「九谷茶碗まつり」でにぎわう所。
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2018年のスペース滝の夏の催事
「灰かぶりworks」

 今年のスペース滝、夏の催事の日取りが確定しましたので、ご報告いたします。

 美術展は「灰かぶりworks」というタイトル。灰かぶり姫はシンデレラの日本語訳だそうです。20歳代〜40歳代の若手で、主に壁面に設置する作品群になりそう。主催は高明輝氏(金沢市)=アクリル画家。会期は7月14日(土)〜29日(日)で、中にギタリストの垣田堂氏の演奏などが予定されてますが、日取り等は未定。

鶴見彩ピアノリサイタル

その会期中ごろの7月22日(日)午後は、恒例の「鶴見彩ピアノリサイタル」が挟まります。誕生会と後援会「彩の会」総会をかねることになります。主催者は会員の長岡氏、氏で、当館が全面サポートいたします。
 今回は舞台を設けず、ピアノを展覧会会場の中心に移して、客席が囲むような設置を試みる予定。どうなりますか、乞うご期待!
 中田むしんど

スペース滝
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3月31日
三月も今日限り。近々の催事パンフを転載させていただきます。金沢と白山市です。

 先日、初めて本屋のカフェに寄りました。本を買ったらサービス割引券をいただいたので。グランドピアノがあって、日曜の午後i時ころに演奏者が来られるそう。ただしここは富山県の氷見市。
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 コーヒーにはアクリルアミドという発ガン物質があり、カリホルニア州ではその旨表示するよう判決が出た(30日)、との新聞報道。
 120度C以上で焼くか揚げるかすれば家庭の調理でもタンパク質に生じるもので、何もコーヒーに限った事ではないのですが、ポテトチップスなどは芋の収穫時期によっては比較的多量に含むみたいです。私はコーヒー好き、でも焦がしすぎのトーストの方がやばそう、何事もていどものかも。
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 港では定置網の滝丸が、網を固定する重り(砂袋)作りを数日間つづけてました。
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 我が家の窓正面はその黒い袋が文字通り山と積まれて、青い山脈ならぬ黒い山脈が横たわってます。網の数をフルにしたかな。事業主体が変わったので、意欲的なんでしょう。
喫茶の裏の駐車スペースぎりぎりで上手く作業を終えました。気を配っておられたようです。 中田むしんど  

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大阪・個展
森本紀久子展 (RADSギャラリー)

 森本紀久子さんの”美術アンソロジー”ともいうべき個展開催中。何度か展示換えしていく集大成展です。オープニングに参加された津幡さんの写真をご披露させていただきます。
(中田むしんど)
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森本紀久子さんの集大成個展、第一弾です。

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第二回北陸中日美術展(金沢市と富山市で開催)大賞受賞作。

 たしか金沢美術工芸大学の3学年在学中で、私は1年生でした。主任審査員だった評論家・針生(はりう)一郎氏が東京に帰る列車にちゃっかり同行し、つづく東京銀座での個展を計画、成功に導くべく車中で戦略を練った、といういわく付きの作品です。もっとも保守的な当時の金美油画科教授の一人は「あんなものは一時だけ」と陰口を叩いてましたっけ。

 当時の日本で、こんな絵を打ち出したのは彼女ぐらいで、岡本太郎からは褒められ、オノサト・トシノブからは「針生さんはこんな情的なものを佳しとするのか!」と文句を言われた。

アメリカ美術の流れを追い、そのコンテキストに沿って「ハードエッジ」や「オプティカルアート」に学んだ当時の”ハードな”知的作家たちには、彼女の女性的な内なる感性と”縄文臭さ”が、先端美術の流れを阻害すると映ったのはもっともと思います。

ともあれ、個展は全国的に注目され、あれよと言う間に他の賞を取りまくっていくきっかけの作品です。
中田むしんど

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LADSラッズギャラリー アクセス;
 〒553-0003
  大阪府大阪市福島区福島3-1-39 メリヤス会館1F
 電話: 06-6453-5706
  ファックス: 06-6453-5706

 京阪線中之島駅1番出口より徒歩4分、
 JR東西線新福島駅2番出口より徒歩7分、
 阪神線福島駅より徒歩11分
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12月6日

 目黒郁朗・個展  もう始まってます。

 目黒さんとは2、3度大阪でお会いしたことがあります。画家の坂井孝正氏の友人で、坂井氏が目が不自由なので、今でも制作過程で協力しておられると思う。
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今回個展に「模索展」と副題があって、彼らしい誠実さで好感を持ちます。

以前の作品テーマは、人物のない苅田をやや挑発的な色彩で描くなど、私の印象では社会派的な視点を持った労働者文学?臭を感じました。

 私などは「近代美術革命・現代美術」が意識にありますから文学性は排除したい。だから目黒さんとは元から違う美術認識だと思い、絵について直接語ったことはないです。ただ坂井さんと私はよく話をしましたから、間接的な伝わりはあったかもしれませんが。

ともあれ、今度の会場は、名の通りの白く大きなギャラリーで、”イデオロギーからフィロソフィー”に主題転換したのかと思われる模索展は、作者の心境変化を見るようで重みとスケールがある見応えではないかと期待しております。虫人

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 愛知県の「清須市はるひ美術館」での連続三人の個展。

三人目は来年になりますが、スペ滝の展示でお馴染みの、野中洋一氏(白山市)が招待されています。
(中田虫人むしんど)

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ブリ起こし」にしては季節がやや早いけど、ゴロゴロ雷がなり続けてます。

今冬の雷で、”雷で作品づくり”をしている東間章記(Akinori TOWMA)氏は、NYから一時帰国して郷里の能登で作品をつくる、と言ってましたが…。2年ぶりに顔が見れるのかなあ…? 
中田むしんど



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9月14日

西田洋一郎 展」

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無料で会期も長い。ただ、高校の建物の中での展示なのでやや入りにくく、日や時間の制限もあり注意がいる。11月3日まで。この祝日を除いて、土日と祝日は閉館。平日の10時〜15時の間のみ入場できるが、記念館の月水金は14時まで。

駐車場は広いし、声をかけて記帳すれば親切に案内していただけるので他に心配する事はない。
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一階奥にノーベル賞受賞の小柴昌俊こしば まさとし博士のニュートリノの検出器「光電子倍増管(PMT)」が廊下の広みに飾ってある。しゃれた現代美術品かと思ったが、すぐそれと分かった。美しい…。
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美的であることと金がかかっていることだけで比較すれば、高速加速器など先端科学の実験装置はいわゆる現代美術の比ではなかろうと思う。(中田むしんど)

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京都「ギャラリー Niji(虹)」が閉廊へ

「森本紀久子展」


小さな画廊ですが存在感がある所。京都の「ギャラリー・Art Space Niji」が今年で閉廊するので、ここでの「森本紀久子展」は最後になる、との添え書きがDMにありました。
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世界的に活躍している、やなぎみわ、ヤノベケンジの初個展が行われ、近いところでは7月に、國府 理 「水中エンジン」 redux、という展覧会があったばかり。

「水中エンジン」は、軽トラックのエンジンを透明水槽に沈め稼働。音、熱、排気ガスが発生し、外へと敷設されたマフラーからガスは排出。2012年、福島原発の事故から影響を受けて構想されたプロジェクトで、キュレーター、アーティスト、メディエーター、複数の大学や財団などが協力した。

1981年開廊。オーナーは熊谷寿美子さん。現代美術の実験的な空間として注目され、私も何度か足を運んだことがありますが、体調悪くて今回も行けそうにありません。「水中エンジン」は”危なっかしい失敗作”なのだそうで、Nijiでは稼働させたのか陳列のみだったのかは知りません。


ala=こと森久子さんの東京での個展


DM写真では大きな作品に見えるが、実物は小さめと思う。使う糸(紐?)には限界があって大きくはしにくいと聞いた事があります。それだけに手頃感と緻密さがあり、濃厚な感じのするニット・オブジェたちです。スペース滝の小品展ではシーラカンスが目をひきました。今回は鳥だそう。きっと手応えがあると思います。
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会場の「子の星」は当ブログと同じblog会社の「アーティスト」ジャンルでアクセス数を競う時もあって、私には気になっていたギャラリー。みやげ話がきけるかな…。(中田むしんど)

▷ 「ala(=ニッティング作家・森久子さん)」へ


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ペンション・クルーズにて
ヒグラシ聞いた

7月29日
野中洋一氏とクルーズで昼食。あさってのライブにご招待を受けました。若い人はご存知ない方でしょうがTVドラマ「横溝正史シリーズ」など手がけ、フォークシンガーとして2001年活動を再開。ファンの方がわざわざチケットを求めて来られたそう。京都にお住まい。(オーナー黒崎氏=写真、談)

私は体調が戻らず定食のご飯を半分にしてもらったのですが「ン?(ネコのご飯かあ? 大皿にチョコッ、少なすぎ)」。料理方の久里氏は人気の夏メニュー大きなピーチパフェづくりに忙しそう。

天候も今一ですが、帰りぎわに気づきました。林の中からヒグラシの声。まだ合唱にはなってませんが秋も遠くないかなあと、セミ取りに夢中だった少年の頃がふと蘇って、しゃきっとしない体がややセンチになりました。
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d0329286_17461464.jpg郵便受けに地元の日本画家・岩田先生からDMが届いてました。私より年上だけど新しい事に挑戦してるんだなあと感心。
たしか娘さんがステンドグラスを手がけておられたとか、聞いたことがありますが…。

(中田むしんど)



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