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■しだれ桜園■
只今、八重桜満開
〜春と秋が同時に来たような彩り〜

4月26日
 スペース滝からそう遠くない日本庭園。古川建設さんの個人庭園ですが、貸し切り観光バスもやってくる。道路沿いのヒガンザクラは葉桜になってますが、26日現在、シダレザクラ桜と八重桜はご覧のようです。入場無料で、道路に沿った駐車スペースもあります。
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はなびらの絨毯…。枝を透かして、土砂採取の鉄製の建造物も見える作業場でもあります。
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ツツジやカエデ様?の木々が色とりどりで、秋と春が同時に来たような華やかさ。
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重機を使っての庭石での造作はお手の物。スイレンの葉がびっしりの池もありました。
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裏側にダンプのゲートがあり、ここには「立ち入り禁止」看板があって、危ないし、交通妨害にならぬよう気をつけた方がよさそうです。中田むしんど
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スペース滝
925-0005 石県羽咋市滝町レ99-88 TEL&FAX 0767-23-4401
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ハナの話-1 
鼻を描く
ー古典に見る鼻ー

4月23日
 手塚治虫さんが、似顔やキャラ作りのコツについてイラスト入りで解説されたことがあった。少年雑誌だったかと思うが、昔の事で、覚えているのは内容の一部のみだ。 個性的なキャラクター作りには動物をモデルにして顔作りしたそうで、犬が元の形だとか何だとかの説明と、そのデフォルメの仕方まで絵解きしてあった。子供だった私に鮮明だったのは「似せるコツは鼻です」という箇所だった。

 今でも仕事でイラストを描く時、ふと鼻が気になって手塚さんを思い出す。一度だけ自筆のはがきをいただいた事があったけど、残念ながら紛失している。当時は何で鼻が重要か理解できず、ずーっと私の課題だった。今では、さすがだなあと思っているけど…。

d0329286_07553858.jpg 他の箇所と違う特徴は、鼻は盛り上がりに過ぎず、はっきりした輪郭がないので描き手の認識がもろに出ることだ。横顔では鼻はくっきり輪郭を見せるから、エジプトの壁画では頭が横向きで描かれ、目は重要なので正面から見たものを一個描く。彼らは心臓のある胸も重要と思ったのか正面から描いてそれに加える。で、足も正面から描くのは不自然とみてか、横からのを二本に見えるように描くことが多い。その結果エジプト独特のリアリズムが生まれる。この継ぎはぎ構成は、現代美術のキュビズムのコンセプトにも似るが、れっきとした写実主義から生まれているのだろう。


 鼻は日本の画家たちをも悩ませたかもしれない。大和絵や浮世絵ではたぶん真正面から描く事は少なかった(全てではないだろうけど)。へのへのもへじの「も」の字に象徴様式化されたろう鼻たちは、その向きで顔自体が”左右された”のに違いない。

 北斎などの浮世絵やインドの絵などの顔をいくつか集めてみたが、正面顔の鼻の表現はいろいろあって面白い。
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 最近、私の描くイラストは、意識してやや写実的になっている。「昔より上手くなったねえ」と言ってくれる人もあるが、実は写実的であるのはある意味つまらないと思っていたし、今もそう思ってはいる。
 昔のまんがは今とはスタイルが違い、どうマンガチックなデフルメでキャラを描くかが重要だった。が個性のあるスタイルを生み出すのは容易なことではない。私は時々鼻を描かず済ましたこともある。鼻は無くとも、かわいい表情の絵は出来るのだ。アクリル絵の具でカラフルでノスタルジックな田舎を描いた原田泰治さんは、のっぺらぼうな人物を好んで配置した。色面の扱いが目鼻口より重要と思っていたことがよくわかるイラスト群だ。

 「ストリー漫画」に「劇画」という、リアリズムを良しとする新しい形式が出現し、手塚さん始め漫画界の大御所たちを危機に追いやった時期があった。日本の漫画の大きな変革期で、今に至るアニメキャラもその延長上にあるといえる。
 基本、今のまんがはデフォルメさえもリアルだから、特別な表情を表現する時の外は正面からの顔に鼻を描かないことは先ず無い。ではその場合鼻はどう描かれるだろう? 興味あるかたは注意を払ってみられたらよいが、下方部分を描いた上にさりげなく片方のみに陰(一本の縦線のことも)をつけることが行われている。漫画用のソフトの開発もあって、今日では絵柄以上にストーリー作りが勝負所になっているはずだ。


 光と影をつかう表現は西洋の伝統で、日本的伝統では線と面が主役で陰影の意識はない。今日、その二つがドッキングしている。しかし詳細に見れば、今日の東洋と西洋の表現の中にその伝統を見つけることも可能かも。

 もともと絵というのは、3次元を2次元に表す方法のことだった。そこにはいろいろなヴァリエーションが生まれるし、個性が出て、遂にはその派生として、いわゆる”抽象美術”に至たる過程から「現代美術」の門戸も開かれていった。

「ハナ」と言うのは、その象徴的な部分でもあって、手塚さんではないが、はなはだ重要で面白いのだけれど、長くなるので続きはまたに。 中田むしんど
(※エジプト壁画は、のぶなが氏の撮影)

スペース滝
925-0005 石県羽咋市滝町レ99-88 TEL&FAX 0767-23-4401
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中田さんが発見 

能登島でクジラが座礁?
正体はハナゴンドウ


4月14日
 12日朝、たまたま能登島を訪れた中田外喜男(金沢市)氏が、向田の湾内に漂う大きな魚影をカメラに納めて、能登島からの帰途スペース滝に届けてくれました。
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かなり腐敗しており海流に乗ってどんどん岸を離れていったそうです。体長は尾があれば2mぐらい。
近くに11頭(※)にまで増えた野生イルカ(ミナミハンドウイルカ)が生息していて観光船を楽しませているので、その一匹かと思うのが自然。しかし、立ち寄った能登島水族館がこれらの写真から「ハナゴンドウ」と断定、中田さんに知らせてくれました。

※:15日の新聞報道では、13頭確認されていたが3月から姿を消し、14日に1頭を漁船から発見した。が在来のものかは不明、いう。
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以下はWikipediaからの抜粋です:

 ハナゴンドウ(花巨頭)はクジラ目ハクジラ亜目マイルカ科ハナゴンドウ属に属する海棲哺乳類。ハナゴンドウ属はハナゴンドウ1種。

 成長すると体長3mから4m弱、体重300から600kgになる。大きな背びれが特徴。体表の色は様々であり、若い個体は濃い灰色であるが、成長するにつれてほぼ白くなっていく。他の個体や主食のイカなどと衝突し引っかき傷によって白くなっていく。腹部は白い。
 口吻は短く頭部の形状は角張り、マッコウクジラに似る。10〜50頭程度の群を成すが、他のクジラやイルカと一緒に行動することも多い。人間の乗るボートに対しては特に興味を示さない。
日本では一般的にクジラとされるが、英語ではイルカ(dolphin=ドルフィン)。



 今年の冬は海が随分荒れましたから、その頃迷い込んだのかもしれませんね。滝港の漁師さんも今年はいつまでも荒れていて、と嘆いておられましたが…。(むしんど)

スペース滝
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受賞決定おめでとうございます

角永和夫、渋谷利雄両氏に石川テレビ賞

4月13日
 今朝の新聞に「受賞」が大きく掲載されました。ご両人とも何度かスペース滝に来られたり、作品展示に協力いただいたりしてますので、私も受賞は嬉しい!

d0329286_13155825.jpg 特に写真家の渋谷さんはこれまでの活動が評価され、報われたかもと想像します。先に当館に顔を見せられた時、写真界やこれまでの歩みに話が向いて、何気なくおっしゃったことが私の心にひっかかってました。

「今までやってきたのは何だったかなあ…」

と、ポツリ。ペースメーカーを埋めた体で81歳になり体力気力も落ちたのかもしれないけど、タフで行動的な彼らしくない言葉でした。

 今でこそ誰もがインスタ映えを楽しむ時代ですが、彼がカメラ一筋に生きるためには、ほかの多くの物を犠牲にしなくてはならなかった。写真表現に求められるものも今は違う。地元紙がらみでは嫌な思いもしたが、新聞業界やメディア自体のありようも変革の中にあります。ネットとは無縁の世代、思うに任せぬ晩年だと感じておられたかもしれません。私にもどうにも成らぬ話でしたから、今回の受賞は特にうれしい。
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△写真:2013年夏、スペース滝の展覧会会場裏で名刺交換する写真家の渋谷利雄氏(手前)と、現代美術家の角永和夫氏(右)。

d0329286_13494878.jpg 角永和夫氏は、それにもまして仕事にエネルギーを注いで来られたし、結果も出して来してこられたのだから受賞は当然でしょう。

 ところで、地方の公立美術館について思う事があります。ローカルな作家の肩を持つのは仕方ないとして、宝庫”といえるほどの経済価値を持つコレクションをしているかと問えば、現代の美術に限れば、ローカル資料の意味ていどで時代とともに見向きもされない持ち腐れコレクションに成らねばよいがとも危惧されます。

 時代を越えて遺すべきものと、忘れ去られていいものとの見極めが学芸員に求められる資質であると思うし、米国のように、公立美術館がコレクションを売った資金でより価値あるものに買い替え得る柔軟性も必要ではないかとも思います。それには国際的視野を見据えた広い見識がいるわけですけれど、現状はどこかちぐはぐで的を得ていない気もしています。 中田虫人

スペース滝
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催事のお知らせ 

能美市の催事
「手づくりの達人市」


4月11日
 先の日曜日、”限界集落”針山の陶芸家坂田さんの作品が常設されている集会場で鍋の会があり、私は初めて鹿の肉を食べました。
 石川県の最南、加賀市産とか。隣接の福井県では鹿が増え過ぎて困っているが、石川県側ではトランプ大統領みたいに、南からの侵入を防ぐヘンスをもうけようとした。福井県側が反対し、鹿は石川県にもやって来て、ついには私の口にまで入った、ということらしい。
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舌触りはややなめらかで、牛タンに似てましたが味は普通で固いかんじでした。
ハノキ」と言う漬け物も初めていただきました。多分「葉の木」なんでしょう。木の葉の保存食で、こちらはご飯といただけばさぞおいしかろう、濃い味付けの伝統食。同名のお祭りがあるとうかがいました。

 仲間のひとり奥村さんが、間もなく開催される「手づくりの達人市」(石川県能美市)に、柿シブを使った帽子などを出品されるという。(写真手前左が奥村さん、右後ろで楽器ニコを弾くのが坂田さん)
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 第5回とあり参加者も多数の定着した催事になってますが、ここは九谷の里でして、五月のゴールデンウィークは「九谷茶碗まつり」でにぎわう所。
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2018年のスペース滝の夏の催事
「灰かぶりworks」

 今年のスペース滝、夏の催事の日取りが確定しましたので、ご報告いたします。

 美術展は「灰かぶりworks」というタイトル。灰かぶり姫はシンデレラの日本語訳だそうです。20歳代〜40歳代の若手で、主に壁面に設置する作品群になりそう。主催は高明輝氏(金沢市)=アクリル画家。会期は7月14日(土)〜29日(日)で、中にギタリストの垣田堂氏の演奏などが予定されてますが、日取り等は未定。

鶴見彩ピアノリサイタル

その会期中ごろの7月22日(日)午後は、恒例の「鶴見彩ピアノリサイタル」が挟まります。誕生会と後援会「彩の会」総会をかねることになります。主催者は会員の長岡氏、氏で、当館が全面サポートいたします。
 今回は舞台を設けず、ピアノを展覧会会場の中心に移して、客席が囲むような設置を試みる予定。どうなりますか、乞うご期待!
 中田むしんど

スペース滝
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[田中雅紀氏の連載マンガ]
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四つ子ちゃん・追伸 


4月09日
d0329286_08042354.jpg その後、この話を私の娘にしたところ、4つ子のお母さんと娘は同い年で、子供のころ何度か遭っているとのことだった。最後に遭ったのは、妻の父上が亡くなり能登で葬式があったときで、2人はまだ中学生。4つ子のお母さんは、その頃からすごい美人だったらしい。

 それから20年後に、2人の少女は5人の子どもの母親と2人の子どもの母親になったわけで、月日のたつのは早く、親の私も歳をとるはずです。

それにしても、このところの気候はおかしいです。先週金沢で桜が満開になったばかりなのに、昨日はアラレや雪がちらついたりの荒れた天気。今日も寒いです

 田中雅紀      



スペース滝
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立体画像・3D写真ですが… 
寄り目ができますか?  

4月3日
風が春色で、草も木の葉も温かそうに揺れています。
海も空もぼんやりかすんで、港のさざ波だけがキラキラ小声で騒いでます。大小のボラの姿を今季初めて見ました。能登のソメイヨシノはもう少しで花が湧きそうですが、山桜は今が盛り。
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先日撮った二枚の写真が、偶然、昔こってた立体写真になっていて、改めて県境の山で3D写真用に撮って来ました。
* タイトル前に<寄り目>とあるのは、視線を画像の位置より近く(鼻先)を見るようにして焦点だけを左右の画像にあわせる。<遠目>は逆で、左右の画以上の遠くを眺める気持ちで見て、3絵柄に見えたら、真ん中の重なった画にフォーカス(焦点合わせ)だけさせる。うまくできますでしょうか?

寄り目画像>
熊 無
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県境の健康の広場・長滑り台
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論田のあたり
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吉崎次場よしさきつば復元遺跡の夕陽
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岡本太郎さんが太陽の塔を立てた'70年の大阪エキスポに行って、わたしは屋外イベントの演奏者などを立体カメラで撮ってきました。35mmフィルムを縦に分けて2カットを同時に撮影できるアダプターをレンズに取り付けるだけなので、画面が極端な縦長になり、専用のヴュアーでポジフィルムを覗くもの。不満があってすぐに飽きてしまいましたが…。

遠目画像> 左右の画の間隔位置を7cm以下に縮小してご覧下さい。


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 今はデジタルデータを駆使しての新技術が幾つかあって、先端はフォロスコーップのようです。原理的に同じようですから、はきけや頭痛などを起こす人もある。
 原因は目だけに不自然な働きをさせるので、脳や神経系が混乱するためという。我々は単に両眼で物を映しているだけでなく、動きや陰影や距離感など他の刺激なども総合した情報として頭の中で実像の感覚を構成し「リアリテ」を得て生きてるので、3D映画などのように不自然な状態で映像を長時間見ると脳が悲鳴をあげるわけです。

 その以前に、これら、どこか薄っぺらな画像はすぐ飽きが来ますよねえ。何度見ても飽きないという”もの”は、芸術と言われるだけの奥深さを脳の中に起こさせるものなのでしょう。文学、美術等の名作には疑似表面を超えた真実味を喚起さす何物かが表現されていて、我々はそこに捨てがたい愛着を覚えるのでしょうね。
中田虫人

スペース滝
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